重点課題 3 商品、原材料、エネルギーのムダのない利用

環境マネジメント

 セブン&アイグループは、持続可能な社会づくりに貢献し、未来世代に豊かな地球をつないでいくために、環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。2019年5月には、目指す社会の姿と2030年、2050年の目標を定めた環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」を公表しました。

 グループ会社の環境部門の責任者が出席するセブン&アイHLDGS.環境部会や、GREEN CHALLENGE 2050の取り組みテーマごとに設置したイノベーションチームを通じて、取り組みを推進しています。また、グループ各社は、自社の業態にあわせた環境マネジメント体制を整えています。

  • SDGs13 気候変動に具体的な対策を

ISO14001の取得

 セブン&アイHLDGS. は、環境負荷の低減を目的として、国際規格であるISO14001の取得を推進し、取得した事業会社では、内部監査を毎年実施しています。そごう・西武では、1999年に百貨店業界で初めてISO14001を取得し、全事業所が継続運用しています。また、セブン‐イレブン・ジャパンは2015年2月末に全国の事務所・直営店を対象に取得しました。さらに、2015年2月にセブン&アイ・フードシステムズが、2016年2月にアイワイフーズが取得し、ISO14001を取得している事業会社の売上高比率はグループ売上高の約50%となっています。

エコアクション21の認証取得

 セブン‐イレブン・ジャパンでは、日本デリカフーズ協同組合(NDF)と連携し、年2回のNDF全国CSR推進会議にて、省エネ効果の高い取り組み事例の情報共有を行っています。また、コンプライアンス遵守、省エネ活動継続、CO2排出量の削減、食品ロス削減など、さまざまな環境課題に対応する体制構築の必要性を確認しています。

 その確認結果をふまえ、環境マネジメントシステムの活用を提言しており、なかでも環境省が制定したエコアクション21の取得について説明会を実施するなど、積極的に推進しています。デイリー商品を製造する24社56工場が、エコアクション21を中心とした環境マネジメントシステムの認証を取得しているほか、認証取得に向けて活動を開始したメーカー様や工場を含めると38社130工場が取り組んでいます。(2020年2月末現在)

CO2排出量の第三者審査

 セブン&アイHLDGS. では、環境負荷低減の取り組みを正しく評価・検証するために、2015年から毎年、店舗運営に伴うCO2排出量の第三者審査を毎年受けています。2020年は、12社※1を対象に行い、審査対象会社売上高はグループ全体の約97%をカバーしています。12社の2019年度の店舗運営に伴うCO2排出量は、スコープ1が122,391トン、スコープ2が2,853,560トンとなりました。また、スコープ3排出量の約半分を占めるセブン‐イレブン・ジャパンのカテゴリー1※2の排出量(10,049,038トン)についても、第三者審査を受けることで、数値の正確性と社内外からの信頼性の向上につなげています。

  • 1 セブン‐イレブン・ジャパン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート、シェルガーデン、ライフフーズ、アイワイフーズ、そごう・西武、赤ちゃん本舗、ロフト、セブン&アイ・フードシステムズ、7-Eleven,Inc.12社。
  • 2 スコープ3の15のカテゴリー分類のうち「購入した製品・サービス」(原材料の調達、パッケージングの外部委託、消耗品の調達など)に伴うCO2排出量

第三者検証報告書.png

第三者検証報告書

水の管理

 セブン&アイグループの各店舗では、日頃から節水に努めるとともに、節水タップの設置や省エネタイプの水洗トイレの導入、さらに雨水などを活用することで水使用量の削減を図っています。その結果、2019年度の店舗運営に伴う水使用量は23,606千㎥で、2018年度比95.2%となりました。

 また、店舗から発生する排水の処理についても、同様にグループ各社で環境に配慮した管理を実施しております。国の法令と店舗所在地の地方自治体の条例を遵守し、各地の適切な排水処理場・浄水場へ排水を送ることにより、河川や海に汚水が流れないよう徹底しています。

  • セブン‐イレブン・ジャパン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート、シェルガーデン、そごう・西武、赤ちゃん本舗、ロフト、セブン&アイ・フードシステムズ 9社
2017年度 2018年度 2019年度
水使用量(千㎡) 24,551 24,809 23,606

売上100万円当たりの

水使用量(㎥/百万円)

3.4 3.3 3.1


フロンの管理

 セブン&アイグループの各店舗では、店舗改装時などにフロン使用機器を代替フロン機器に交換しています。また、フロン類の漏えいを防ぐために2015年4月から施行されたフロン排出抑制法に則り、国の定めた定期点検・漏洩量の把握を実施しています。機器廃棄時には、法律に則って専門の業者にフロンの回収を依頼。事業者から発行される引取証明書で適正な処理を確認しています。

 代替フロンの中のHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)は2020年までに先進国で生産が全廃され、他の種類への切り替えといった対応が必要となるため、店舗で使用している商品陳列用の冷凍冷蔵ケースのノンフロン化を進めています。セブン–イレブンではCO2冷媒を使用した冷凍冷蔵設備を199店舗(2020年2月末現在)にテスト導入し、イトーヨーカドーでも5店舗においてテスト運用しています。

紙の管理

 セブン‐イレブンでは、これまで紙で出力されていた会計帳票のペーパーレス化を進めており、2019年6月から全店に拡大しています。この取り組みにより、1店舗あたり年間約3,000枚 の紙使用を削減することができ、環境負荷の低減につながっています。

重点課題3の取り組み