- ホーム
- グループ
- こだわりの産地を訪ねて セブン&アイグル...
- フレッシュなおいしさを味わう セブンファ...
お知らせ
2025年5月に発行を予定しておりました株主通信『四季報』166号は8月発行予定号との合併号とさせていただきます。
なお、「こだわりの産地を訪ねて」については最新記事および動画を以下よりご覧いただけます。
2025年5月15日
春の訪れとともに店頭に並ぶ新たまねぎ。
環境循環型リサイクルを実践するセブンファーム東海の畑でとれた新たまねぎは、やわらかく、ほのかな甘みが感じられ、サラダにおすすめです。さっそく畑を訪ねました。
畑から掘り出したばかりの新たまねぎ。そのままスライスして、サラダにもおすすめです。
見渡す限り広がる平坦な土地に、緑色の畑がどこまでも続いています。ここは愛知県碧南市。一級河川・矢作川の河口付近に形成された沖積地※が、見事な畑地になっていました。
種から苗を育てたら、苗の植え付けは1本1本手作業で行われます。そうやって植えられたたまねぎの畑が、どこまでも続いています。
この一角にあるセブンファーム東海碧南農場の、新たまねぎの畑を訪ねました。セブンファームでは、イトーヨーカドーの店舗から出る食品残渣を堆肥にし、その良質な堆肥を使って地元の生産者様と一緒に、おいしく、安全・安心な野菜をつくり、新鮮なまま近隣のイトーヨーカドーで販売する、環境循環型リサイクルを実践しています。
2008年に千葉県富里市で第一号が誕生し、現在、全国10拠点に広がっています。
セブンファーム東海のメンバーは4名。新たまねぎをこの「セブンファーム」ブランドと生産者様や生産履歴がとれ、安全・安心に向けた管理基準などを定めたイトーヨーカドーオリジナルブランド「顔が見える野菜。」の2つのラベルを付けて出荷しています。
セブンファーム東海のメンバー。右から生産リーダーの森田充信さん、杉浦一成さん、杉浦浩昌さん、生産者の磯貝好行さん。おもに新たまねぎとにんじんを生産しています。
「地球環境を考えれば、これからは循環型の農業に移行すべきだということはわかっていました。でも実際に新たな堆肥を畑に入れることは、それまでやってきた土づくりのバランスを壊すことになるので、正直怖さもありました」
生産リーダーの森田充信さんは、13年前にセブンファームとしてスタートしたときを振り返ってこう話します。しかし、これまでの慣習や安定ではなく、理想を求めたこの挑戦は結果として、おいしい新たまねぎを生み出し、順調な収穫に結び付きました。
イトーヨーカドーから出る食品残渣でつくった堆肥を混ぜ込んだ畑の土。
ここでいう「新たまねぎ」とは、収穫後に乾燥させずに、すぐ市場に出荷するフレッシュなたまねぎのこと。※セブンファーム東海では、3月下旬から極早生品種の出荷が始まり、6月下旬の晩生品種まで出荷が続きます。
畑では緑色の葉を地上に伸ばした新たまねぎが、整然と並んで植わっています。たまねぎは土の中で育ちますが、葉菜類に分類され、私たちが食べるのは、根ではなくこの緑色の葉が変化して養分を蓄えた鱗茎という部分です。
「たまねぎは収穫の時期を自分で教えてくれるんです。緑色の葉が根元から倒れると、収穫のサインなんですよ」と生産者の磯貝好行さんが教えてくれました。
ここは沖積地なので、地面の下はどこまでも砂地。砂なので根を伸ばしやすく、しかも川に近いので水も豊富です。たまねぎにとってストレスが少ない環境が、おいしさを生み出します。
一方で怖いのは多雨や多湿などが原因による病気。頻繁に畑を回り、問題がないか、こまめにチェックしています。
畑の様子を見てまわる磯貝さん。ここは海に近く、潮風がもたらすミネラル分が土に含まれ、野菜のおいしさを生み出します。
環境にやさしい循環型農業を採り入れたセブンファーム東海の、やわらかく、甘みのある新たまねぎを。ぜひお試しください。
セブン&アイグループが自信を持ってお届けする、メイド・イン・ジャパンの商品。
そのこだわりの商品を生み出す産地をご紹介します。
こだわりの産地を訪ねて「黄金のカルテットの巻」(3:59)