各戦略の着実な実行と、きめ細やかな情報発信を実施してまいります。
各戦略の着実な実行と、きめ細やかな情報発信を実施してまいります。

 国内外の経済を取り巻く環境は激しい変化の只中にあり、社会構造の継続的な変化をともない、消費環境や私たちの生活に少なからぬ影響を及ぼし続けています。こうした環境のもと当社グループでは本年、グループ戦略の再評価を通じて中期経営計画の見直しを実施し、「『食』を中心とした世界トップクラスのリテールグループ」を目指す姿に据え、取り組みを加速させています。この将来像は、経験・知見豊富な社外取締役を含むメンバーがさまざまな視点からグループを見つめ、戦略再評価の議論において今後の方向性や成長軸の検討を重ね導き出した、私たちの成長の道そのものであり、皆で共有しているところです。
 9月にはそごう・西武の株式譲渡が終了し、首都圏のスーパーストア事業の中心であるイトーヨーカ堂とヨークの合併も経て、グループの構造改革が一段と進んでまいりました。新生・イトーヨーカ堂では抜本的改革に向け、19の分科会からなる変革プログラムの実行フェーズがスタートしており、今後は継続的な進捗のモニタリングを通じて着実な施策実行プロセスを進めていきます。変革に不可欠となるインフラ・基盤として食品製造・供給機能を有するPeace Deliや、新たなネットスーパーを実現するための大型センターなど、構築・稼働が進んでいます。他の事業会社との連携もいっそう深めながらグループシナジーを追求し、地に足の着いた事業変革を推進していきます。
 これらスーパーストア事業の変革に加え、国内コンビニエンスストア事業、海外コンビニエンスストア事業、金融関連事業といった成長戦略の進捗を随時皆様にお伝えし、取り組みへのご関心、ご理解を深めていただくことが重要と考えています。10月には、当社として初の試みとなる「IR Day」を開催し、各戦略の施策全般や進捗について詳細を各責任者よりご説明させていただきました。今後もさまざまなイベントやコミュニケーションツールを介し情報を発信しながら、ステークホルダーの皆様の信頼にお応えしてまいります。

過去の四季報で特集したセブン&アイグループの挑戦は、
こちらからご確認いただけます。

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