2023年2月

  • お取引先と協調の輪を広げ食品ロス削減へ
  • 環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』進捗報告 2050年(持続可能な社会)へ向け、私たちの挑戦は加速していきます。
  • セブン&アイグループの サステナビリティ 身近な「不」を解決する持続可能なビジネスの創造 -ビジネスプランコンテスト「SMiLE2022」ー
  • NEWS&TOPICS
  • パートナー企業とともに デニーズ 大豆ミートハンバーグ 大塚食品株式会社×スターゼン株式会社×セブン&アイ・フードシステムズ
  • こだわりの産地を訪ねて 有明海が育てた極上の海苔 九州有明海産焼海苔使用手巻おにぎり(セブン-イレブン)
  • 2023年2月期 第3四半期決算概況

ごあいさつ

複雑かつ急激に変化し続ける時代いま
最適解の追求に向けた
グループシナジーの深化へ

井阪 隆一

セブン&アイHLDGS.代表取締役社長 井阪 隆一

 長期化する国際情勢や終息の兆しをなお見せない世界的なパンデミックを背景に、サプライチェーンの分断によるエネルギーや原材料価格の高騰など、私たちを取り巻く経済環境は複雑かつ急激に変化し続けています。その不確実性が高まる時代いま、セブン&アイグループでは、コロナ禍以降、挑戦を重ね進化させてきた個社ごとの強みをもって、グループシナジーをこれまで以上に深化させたさまざまな取り組みが本格的に始動しています。具体的にはセントラルキッチンやプロセスセンター、そしてネットスーパーの大型センターなどグループ共通インフラを稼働していく予定です。また、グループ共通の会員基盤「7iD」では、セブン‐イレブンとイトーヨーカドーの各アプリ間のシームレスな利用もスタートしていきます。
 当社グループのシナジーに先鞭をつけたグループ共通のプライベートブランド商品「セブンプレミアム」は、昨年販売15周年を迎える中、新規商品の開発はもちろんのこと、今一度原点に立ち返って1品目ごとに商品の価値を徹底的に磨くことで、その進化を図っています。この結果、さまざまな商品の価格が上昇する中、セブンプレミアムは品質と価格の両面でご支持をいただき、この下期より前年の販売を上回る好調な推移に転じています。
 お客様ニーズを見てみますと、「タイパ(タイムパフォーマンス=時間対効果)」が22年の新語大賞にもなったように、個々の価値観に応じた質の高い生活時間へのご要望が強まっています。この点でも、当社グループにおける、セブン‐イレブンのお届けサービス「7NOW」の取り組みは順調に進行しており、23年度中には1万2000店舗への拡大を視野に入れています。
 個社ごとの「進化」とグループシナジーの「深化」を通じて、グループの「真価」を発揮する。最適解を追求し続ける当社グループの挑戦に、ぜひご期待ください。