セブン&アイHLDGS. は、肥満、糖尿病、メタボリックシンドローム、栄養不足など、健康と栄養への注目が高まっている中、お客様のさらなる健康志向に配慮して、必要のない食品添加物の使用を削減し、栄養バランスのとれた食品を提供することに努めています。
2020年5月、グループのプライベートブランド商品「セブンプレミアム」の新たな価値を創造するために、環境対応・健康対応・上質商品・グローバル対応の4つの柱で構成する、「セブンプレミアム コネクト宣言」を策定しました。具体的な施策として、栄養成分表示に「糖質」と「食物繊維」を表示(2019年9月~)、塩分・糖質を抑えた商品の開発、添加物削減の推進などを行っています。 セブンプレミアムの商品開発については、対象となる商品に最適なお取引先様とグループの商品開発部門でチームを組み、それぞれの専門家の情報やノウハウを結集させて商品を開発する「チームマーチャンダイジング」の手法を採用しています。このチームの中には、栄養や健康に関する専門家を抱えるお取引先様や、研究開発センターを所有しているお取引先様も含まれています。
健康食品の一例
「セブンプレミアム強炭酸水プラス490ml」
イソマルトデキストリン(食物繊維として)5gを含んだ、機能性表示食品
セブン‐イレブン・ジャパンは、2018年3月から全国のセブン‐イレブン店舗で『カラダへの想いこの手から』のキャッチフレーズを採用した「安全・安心・健康」にこだわった商品の展開を実施。また、「健康を意識した食事をとりたい」というニーズが高まる中、2021年6月から新たに食品表示基準に基づく「セブン‐イレブンの健康商品シリーズ」を展開し、たんぱく質量や食物繊維量を訴求した商品、1日に必要な野菜摂取量※の1/2以上を使用した商品に専用マークを表示しています。今後も、これらの商品の品揃えを拡充していく計画です。
また、イトーヨーカドーは、栄養バランスに配慮した管理栄養士監修のお弁当を取扱っています。食物繊維、野菜などを加え、塩分、糖質などを減らし、使用する添加物を低減することで、よりお客様に配慮した商品を提供していきます。
セブン‐イレブン専用マークの例
イトーヨーカドー 管理栄養士監修のお弁当
セブン&アイグループでは、食品表示法で定められた「エネルギー」「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「食塩相当量」5項目の表示※に加え、グループのプライベートブランド商品「セブンプレミアム」、セブン-イレブンのお弁当、おにぎり、サンドイッチ、惣菜、麺類などのフレッシュフード、イトーヨーカドーの店内で調理したお寿司、惣菜については、お客様からのご要望が多い「糖質」「食物繊維」を表示しています。
また、セブンプレミアムの一部商品については、任意表示である「飽和脂肪酸」「トランス脂肪酸」「コレステロール」などの表示も行っています。カロリーについては、お客様が商品選択時に目に付きやすいよう、多くの商品で前面に表示しています。
一方で、栄養表⽰が複雑になり、その表示方法も商品ごとに異なっていたため、商品の特徴が分かりにくくなっていました。そこで、機能ごとに統一性を持たせたパッケージデザインをセブン‐イレブン・ジャパンのオリジナル商品に続き、セブンプレミアムでも採用。「オレンジ」と「グリーン」の2色のカラーアイコンをパッケージの表前⾯に表示しています。「糖質」や「塩分」など必要以上の摂取を控えるべき栄養素はグリーン、「たんぱく質」や「食物繊維」などの補うべき栄養素はオレンジのアイコンを使用しています。
糖質・食物繊維が表示された栄養成分表示の例:「セブンプレミアム ポテトサラダ」
トランス脂肪酸の表示された栄養成分表示の例:「セブンプレミアム セブンブレッド(6枚入)」
「糖質」や「塩分」など必要以上の摂取を控えるべき栄養素はグリーン
「たんぱく質」や「食物繊維」などの補うべき栄養素はオレンジのアイコン表示をした例