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セブン&アイグループ自然資本に関する方針

 セブン&アイグループ※1(以下、私たち)は、社是※2に掲げる「信頼と誠実」の精神のもと、お客様、お取引先様、株主様、地域社会、従業員などあらゆるステークホルダーの皆様に支えられ、身近な暮らしと社会の発展に資する事業活動に取り組んでいます。 すこやかな地球環境の永続、地域コミュニティの繁栄は、私たちの持続可能な成長の基盤となります。

 私たちは自然の恩恵に感謝し、自然へのネガティブな影響を回避・最小化します。そして、生態系を保全し、自然を回復・再生させるネイチャーポジティブに貢献する責務を果たしてまいります。 そのため、私たちは環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』※3に掲げる「脱炭素社会」、「循環経済社会(サーキュラーエコノミー)」、「自然共生社会」の実現と、『セブン&アイグループ人権方針』※4に掲げる人権が尊重される持続可能な社会の構築を目指します。

 私たちは世界中のステークホルダーと協力し、バリューチェーン全体で新たな価値を共創するため、「セブン&アイグループ自然資本に関する方針」を策定します。


2024年10月23日

株式会社セブン&アイ・ホールディングス

代表取締役社長

井阪 隆一

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【参照】

  • 「セブン&アイグループ」とは、株式会社セブン&アイ・ホールディングスおよびその連結子会社を総称していいます。
  • 社是:
    私たちは、お客様に信頼される、誠実な企業でありたい。
    私たちは、取引先、株主、地域社会に信頼される、誠実な企業でありたい。
    私たちは、社員に信頼される、誠実な企業でありたい。
  • 環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』
  • セブン&アイグループ人権方針

1.自然との関わりを把握するよう努めます

1)私たちの事業とともに、バリューチェーン全体で自然との接点と、自然への依存・影響 を把握するよう努めます。 2)そのために、バリューチェーン全体へ働きかけ、トレーサビリティの把握に取り組みます。

2.自然の恵みを大切にし、自然に与えるネガティブな影響を回避・最小化します

1)生態系や生物多様性への配慮、森林破壊・土地転換がないなど、自然への影響を確認し、責任ある原材料の調達を推進します。

2)大気、水、土地、土壌、森林、海、生きものの命など自然の恵みを最大限に尊重し、有限な資源を無駄にせず有効活用します。

3)温室効果ガス削減や石油由来プラスチックの削減、農薬・化学肥料の削減、廃棄物の削減や資源循環の推進などに取り組み、私たちの事業活動はもとより、バリューチェーン全体で自然に与える影響を回避し、最小化します。

4)自然に関わる国際的な条約や規範、各国法令・規則を尊重します。

3.自然環境や生物多様性の回復・再生に貢献します

1)私たちの事業拠点・周辺のみならず、原材料の調達先においても、地域住民をはじめとした様々なステークホルダーと協力し、経済・社会・自然環境の総合的な観点で地域規模の取り組みを進め、あらゆる生きものにとって豊かな環境づくりを推進します。

2)従業員とともに自然について学び、生きものの命や水資源などを育む森林、川、海 といった自然を守り、ネイチャーポジティブに資する活動に努めます。

3)再生農業や有機栽培など、自然にポジティブな影響を与えることができる方法で栽培・生産された原材料の調達を推進します。

4.イノベーションを取り入れ、あらゆるステークホルダーと自然に貢献する価値を共創します

1)世界中の新しい考え方や取り組みを積極的に取り入れ、持続可能な環境と社会の実現に向けた事業活動の変革を試みます。

2)バリューチェーン上のあらゆるステークホルダーとともに、人と地球環境に ポジティブな影響や価値を創出します。

3)私たちが提供する商品やサービスを通じて、お客様に自然の豊かさと 大切さを伝え、お客様とともに自然と共生する社会の実現を目指します。

4)自然とともに生活する先住民族とその地域社会が持つ歴史、文化、暮らし、知見、土地の権利を尊重し、ネイチャーポジティブを目指してエンゲージメントや連携に努めます。

5)課題のある地域やステークホルダーを特定し、対話を通じて、バリューチェーン全体で支援や課題解決に取り組みます。

5.透明性の高い、信頼される誠実な開示・報告に努めます

1)説明責任を果たすために、自然にかかわる国際的基準や規則に沿って透明性の高い情報開示に努めます。