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セグメント情報

最終更新日:2025年4月10日

当期の業績概況

 国内コンビニエンスストア事業における営業収益は904,152百万円(前年同期比98.1%)、営業利益は233,554百万円(同93.2%)となりました。
 株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、人口減少、少子高齢化の進行及び、物価上昇等の消費の二極化等の外部環境変化がある中で、お客様の消費行動変化へ対応すべく、基本商品の磨きこみをベースに、「マーケットニーズに対応した品揃えの拡充」、「お客様への新たな買い物体験の提供」、「品質と価格を両立した価値の提供」等、客層の拡大と来店頻度の向上に向けた取り組みを実施してまいりました。
 また、デリバリーサービス「7NOW」については全国展開に向けた体制構築等の取り組み強化に加え、「7NOWアプリ」の認知度向上等の施策に取り組んでまいりました。
 加えて、多様なニーズに対応するため、2024年2月29日にオープンした新しいコンセプトの店舗「SIP*ストア」において、お客様の潜在的なニーズの特定と、対応に関する様々な検証を実施してまいりました。この取り組みで得られた知見を2025年1月から、埼玉県内の約20店舗で今後の拡大を見据えたテストを開始し、ご好評をいただいております。これらの検証結果を踏まえ、展開を拡大する事で収益性の改善を目指してまいります。
 当連結会計年度は、「品質と価格を両立した価値の提供」による来店頻度向上施策と新規客層拡大施策が奏功したことにより、既存店売上、客数は前年を上回り、自営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は5,369,756百万円(同100.5%)となりました。一方、原材料高の高騰等による商品荒利率の低下に加え、水道光熱費等のコスト上昇により、営業利益は233,797百万円(同93.1%)となりました。

 *株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(SEJ)と株式会社イトーヨーカ堂(IY)のパートナーシップ(通称 SIP)

 海外コンビニエンスストア事業における営業収益は9,170,782百万円(前年同期比107.7%)、営業利益は216,248百万円(同71.7%)となりました。
 北米の7-Eleven, Inc.は、引き続きインフレと高金利に加えて雇用環境の悪化に伴う労働所得の減少により消費の二極化が進み、中低所得者層を中心に食品や生活必需品への節約志向が一層強まる中で、継続的な事業の成長と資本効率の向上を目指し、「オリジナル商品の強化」、「デジタルとデリバリーの加速」、「効率性とコストリーダーシップの向上」、「店舗ネットワークの拡大と強化」という4つの施策を推進してまいりました。
 また、2024年4月16日付にて米国Sunoco LP社からのコンビニエンスストア事業及びガソリン小売事業の一部の取 得を完了しました。
 当連結会計年度のドルベースの米国内既存店商品売上は前年を下回り、営業利益(のれん償却前)は329,620百万円(同83.2%)となりました。また、自営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は、10,493,291百万円(同102.9%)となりました。なお、様々な外部環境の影響を受けつつも、4つの施策を進めることで、特にオリジナル商品が売上全体をけん引している効果により、売上改善の基調を確認しております。
 7-Eleven International LLCでは、2030年度までに日本、北米を含めた全世界で30の国と地域での展開を目指すという方針の下、既存展開国と新規展開国の両輪で成長戦略を推進しております。既存展開国については、各市場の特性に合わせた「食のコンビニ」への転換を進めております。その一環として、2024年4月1日付で、オーストラリアにおけるライセンシーとして「7-Eleven」ブランドにてコンビニエンスストア事業及び燃料小売事業を運営する7-Eleven Stores Pty Ltdを含む複数の会社の株式を保有するConvenience Group Holdings Pty Ltd*(以下、「SEA」という。)の買収を完了し、フレッシュフードの商品開発強化と品揃えの拡大に取り組んでおります。

*オーストラリアにおけるライセンシーとして「7-Eleven」ブランドにてコンビニエンスストア事業及び燃料小売事業を運営する7-Eleven Stores Pty Ltdを含む複数の会社の株式を保有する会社

 スーパーストア事業における営業収益は1,432,126百万円(前年同期比96.9%)、営業利益は10,415百万円(同76.7%)となりました。
 株式会社イトーヨーカ堂は、収益性改善に向けた抜本的変革が概ね計画どおり進捗しており、2024年2月27日に稼働を開始したPeace Deli千葉キッチンを含め、プロセスセンターやセントラルキッチン等の戦略投資インフラを活用し、惣菜の新ブランド「YORK DELI(ヨーク・デリ)」を立ち上げる等、商品の品質向上、品揃え強化、店舗の運営効率改善に取り組んでおります。
 当連結会計年度は、自営売場面積の縮小等に伴い既存店売上は前年を下回りましたが、店舗閉鎖等の抜本的変革による販管費抑制により、3,020百万円の営業利益(前年同期は1,205百万円の営業損失)となりました。
 株式会社ヨークベニマルにおいては、「地域のお客様の日常の食卓をより楽しく豊かに便利にする」というコンセプトの実現に向けて既存店の活性化、デリカテッセン等の開発及び販売強化の取り組みを進めてまいりました。
 当連結会計年度は、販売促進施策等が奏功し、既存店売上は前年を上回りましたが、原材料価格の高騰などの影響により、営業利益は16,810百万円(前年同期比89.9%)となりました。

 金融関連事業における営業収益は212,127百万円(前年同期比102.2%)、営業利益は32,015百万円(同83.9%)となりました。
 株式会社セブン銀行における当連結会計年度末時点の国内ATM設置台数は27,965台(前連結会計年度末差595台増)となりました。預貯金金融機関の取引件数の回復、資金需要増による消費者金融等のノンバンク取引の増加に加え、各種キャッシュレス決済に伴うATMでの現金チャージ取引が高い水準を維持したことなどにより、1日1台当たりのATM平均利用件数は107.9件(前年同期差3.3件増)となり、当連結会計年度のATM総利用件数は前年を上回りました。なお、同行における現金及び預け金は、ATM装填用現金を含めて9,031億円となりました。

所在地別セグメント

事業別セグメント

営業収益

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去および全社」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去および全社」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去および全社」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去および全社」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去および全社」を含めていません。

(単位:百万円)

  2022年2月期 2023年2月期 2024年2月期 2025年2月期
国内コンビニエンスストア事業 873,239 890,293 921,706 904,152
海外コンビニエンスストア事業 5,194,327 8,846,163 8,516,939 9,170,782
スーパーストア事業 1,810,728 1,449,165 1,477,384 1,432,126
金融関連事業 194,399 194,295 207,479 212,127
その他の事業 731,430 488,304 411,305 320,914
消去および全社 △54,374 △56,920 △63,060 △67,339
合計 8,749,752 11,811,303 11,471,753 11,972,762

営業利益

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去および全社」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去および全社」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去および全社」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去および全社」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「その他の事業」と「消去および全社」を含めていません。
(単位:百万円)
  2022年2月期 2023年2月期 2024年2月期 2025年2月期
国内コンビニエンスストア事業 223,396 232,033 250,544 233,554
海外コンビニエンスストア事業 159,866 289,703 301,628 216,248
スーパーストア事業 19,024 12,395 13,588 10,415
金融関連事業 37,549 37,140 38,172 32,015
その他の事業 △8,647 2,593 2,688 5,779
消去および全社 △43,536 △67,344 △72,373 △77,023
合計 387,653 506,521 534,248 420,991

資産(期末日現在)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)
  2022年2月期 2023年2月期 2024年2月期 2025年2月期
国内コンビニエンスストア事業 - 1,204,038 1,272,137 1,315,808
海外コンビニエンスストア事業 - 5,764,895 6,101,146 6,965,924
スーパーストア事業 - 975,836 991,748 980,415
金融関連事業 - 1,905,942 1,763,916 1,820,541
その他の事業 - 571,810 182,364 172,816
消去および全社 - 128,432 280,805 130,605
合計 8,739,279 10,550,956 10,592,117 11,386,111

設備投資

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)
  2022年2月期 2023年2月期 2024年2月期 2025年2月期
国内コンビニエンスストア事業 99,801 95,913 128,460 110,009
海外コンビニエンスストア事業 178,435 188,641 192,737 290,828
スーパーストア事業 60,458 49,542 46,659 64,798
金融関連事業 37,323 34,223 54,679 68,041
その他の事業 19,094 24,862 26,619 7,756
消去および全社 44,516 38,778 24,613 11,343
合計 439,630 431,961 473,770 552,778
  • 設備投資は差入保証金と建設協力立替金を含む

減価償却費

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)
  2022年2月期 2023年2月期 2024年2月期 2025年2月期
国内コンビニエンスストア事業 80,781 85,553 90,172 91,312
海外コンビニエンスストア事業 127,193 192,968 207,066 237,661
スーパーストア事業 28,600 35,388 36,994 38,529
金融関連事業 31,783 32,227 34,463 40,024
その他の事業 15,337 14,985 10,440 6,413
消去および全社 8,865 14,973 21,651 22,653
合計 292,561 376,097 400,789 436,593

所在地別セグメント

営業収益

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去」を含めていません。
(単位:百万円)
  2022年2月期 2023年2月期 2024年2月期 2025年2月期
日本 3,468,840 2,930,711 2,915,628 2,761,208
北米 5,170,053 8,824,900 8,494,845 8,715,080
その他の地域 112,500 71,990 77,138 514,900
消去 △1,642 △16,299 △15,859 △18,426
合計 8,749,752 11,811,303 11,471,753 11,972,762

営業利益

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「その他の地域」、「消去」を含めていません。

(単位:百万円)

  • 円グラフの構成比については「消去」を含めていません。
(単位:百万円)
  2022年2月期 2023年2月期 2024年2月期 2025年2月期
日本 227,174 235,110 248,521 220,838
北米 159,507 287,265 297,926 219,207
その他の地域 1,029 △1,355 1,517 △4,402
消去 △58 △14,499 △13,716 △14,651
合計 387,653 506,521 534,248 420,991
  • 「その他の地域」に属する国は中国等
  • このページの円グラフの構成比については、百万円単位で算出しています。