このページの本文へ移動します

トップメッセージ

テクノロジーの積極活用と新たな体験価値の提供で、セブン&アイグループは「食」を中心とした世界トップクラスのリテールグループの実現を目指します

セブン&アイグループは、コンビニエンスストアを中心に、スーパーストア、専門店、金融など暮らしに密着した業態を擁し、世界20の国と地域に店舗網を広げています。 お客様に身近なブランドとして、『常にお客様の立場に立って、新たな体験価値を提供することで、国内外の地域社会に貢献する』という基本姿勢をグループ全体で共有し、お客様の毎日の生活に質の高い商品・サービスをお届けしています。


現在、地球規模の気候変動をはじめ、少子高齢化など国内の社会構造変化、急速なデジタルトランスフォーメーションの進展などが消費市場や労働市場の環境に変容をもたらし、私たちの日常生活にも大きな影響を及ぼしています。このような環境の中、私たちセブン&アイグループは2025年度を最終年度とする「中期経営計画2021‐2025」に基づき、先進テクノロジーの積極的な活用を通じて、

「食」を中心とした新たな体験価値の創造と流通サービスのイノベーション

をグループ一体で推進しています。国内では1日に約2,220万人のお客様をお迎えする約22,800店舗の実店舗に加え、約2,800万人の会員を擁するグループ共通の会員基盤「7iD(セブンアイディ)」という幅広い顧客接点を機軸に、お客様の豊かな生活を実現し地域社会に貢献することで、持続的な成長の実現に繋げてまいります。さらに、セブン‐イレブン事業においては、日本と北米で育んできた知見を活かし、世界各地でバリューチェーン構築を通じた店舗展開や現地運営企業の支援を積極的に進め、グローバルリテールグループとして活躍の場を拡大し続けています。


また、当社グループが経営の根幹に据えるサステナビリティの取り組みについては、2019年に

環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』

を策定し、CO₂排出量削減、プラスチック対策、食品ロス・食品リサイクル対策、持続可能な調達の4つのテーマで、2050年をゴールとする目標を設定し、その達成に向けて環境課題や外部不経済の解決に向けた行動を推進しています。さらに、2014年に特定したグループの重点課題(マテリアリティ)については、ステークホルダーの声や専門家との対話の機会をいただきながら見直しを行い、2022年度に

7つの重点課題として改定

いたしました。新しい重点課題は、グループ従業員がより積極的に「自分ごと」として取り組めるよう、具体的な取り組みに繋がりやすい内容として纏めました。これにより、当社グループの事業領域の拡大に伴い、事業に関連する様々な課題や社会からいただく要請の多様化への対応を一層強化し、企業の持続的成長と持続可能な社会の実現に向け取り組んでまいります。


私たちはこれからも創業時より重んじる「信頼と誠実」の社是を不変の礎として、流通サービスのイノベーションの推進と新たな体験価値の提供に努めてまいります。

2023年7月

代表取締役社長
井阪隆一