SEVEN-ELEVEN HAWAII, INC.(以下SEH)は、2016年3月に「Our Promise(私たちの約束)」を企業価値観に追加しました。その目的は「近くて便利なお店」という方向性を後押しし、企業文化を形づくり、そしてSEHが大切にする価値観を強固なものにするためです。
「Our Promise」は以下の3つの価値観から構成されています。
この「Our Promise」は、SEHが地域社会・お取引先様・従業員のためのビジネスであることを定義しており、この価値観の実践は従業員の言動の礎となっています。 また、「Our Promise」を推進するために優秀な従業員を評価する活動にも取り組んでいます。これは全従業員に3つの価値観を実践している個人を推薦するよう奨励し、選出された従業員にピンバッジとボーナスを贈呈するというもので、社内報と社員限定のFacebookページで紹介しています。
SEHは良き企業市民として、子ども・教育・福祉・健康に関する活動やNPOを支援しています。2021年度は、お客様・店舗・従業員・会社からの募金、物資支援、ボランティア活動などを通じて、35団体に金額に換算すると約10万3,220ドル相当を支援しました。
SEHは開店以来、地域貢献のためにさまざまなNPOを支援する店頭募金を実施しています。この募金を原資として助成を希望するNPO(非営利団体)に、団体の「使命」および「なぜこのプログラムに参加を希望するのか」を記載した申請書を提出してもらい、毎月1団体を助成先として選出します。選出された団体は、健康・安全・教育の領域で活動しており、助成金はハワイ州内で使われています。2021年度の募金額は75,500ドルでした。
SEHは、新型コロナウイルス感染症が拡大していることを受け、お客様や従業員のリスクを軽減するため、Community Empowerment Resources(以下CER)と協力し、個人用防護具を調達しました。CERはホノルルに拠点を置く地域の非営利団体で、ホームレス状態になる可能性の高い疾病を持つ人々に、包括的なケアを献身的に提供することで知られています。
また、SEHはお取引先様と共同で、2021年7月には10,000枚のフェイスカバーを、2021年9月には500個の手指消毒剤を地域に寄付しました。多くの非営利団体による地域への支援を必要としていたコロナ禍において、こうした寄付がハワイでも最も弱い立場の人々をケアするのに役立ちました。
SEHは、2021年12月3日にハワイ大学と共同で、学生がお弁当やお惣菜の創作を競い合う 「第4回料理コンテスト」を開催しました。
今回のコンテストの基準は、これまでに比べて難易度の高いものでした。学生には「健康に良い菜食のお弁当かお惣菜を作る」という課題が与えられ、また、肉を使用しない、地元で生産・栽培し、収穫された食材を少なくとも2つ以上使用しなくてはならないという条件が追加されました。SEHの販売促進チーム は、前回までと同様、カピオラニ・コミュニティカレッジやリーワード・コミュニティカレッジの学生たちとの会合の場を設け、彼らのコンテストの準備の一助となるよう、条件にあった食材について共有しました。
SEHとわらべやUSAの審査員による厳しい審査の結果、「ヴィーガン リガトーニボロネーゼ」を作ったリーワード・コミュニティカレッジの学生であるカレブ・モリナさんが見事1位を勝ち取りました。昨年に続いて2回目の参加となるモリナさんは、「昨年参加して、楽しみながら多くのことを学びました。今年も参加して、自分の料理が優勝したと知って言葉にならない気持ちです!」と感想を述べました。この新しい料理は2022年3月29日からハワイの7-Elevenの店舗で販売されました。
また、カピオラニ・コミュニティカレッジのアヴェリー・セルナさんが「揚げ豆腐と五目御飯のヴィーガン弁当」で2位を獲得しました。「私は日本料理に夢中なのですが、このコンテストのレシピを考案する上で、豆腐と相性のよい健康的な組み合わせを考えた時に最初に浮かんだのが炊き込みご飯でした。」とセルナさんは語っていました。カピオラニ・コミュニティカレッジで料理プログラムの上級研修を修了しているセルナさんは、日本料理を専門的に学ぶために日本へ行くことを希望しています。「豆腐は醤油ベースでマリネしたので、バランスをとるために甘みのあるものを加える必要がありました。自然な甘みのある野菜をご飯に加えるのが一番良いだろうと思いました。ヴィーガン食ですが、皆さんに親しんでもらい、また栄養面でも罪悪感なしで食べてもらえたらと思います。」と語り、2022年6月13日から自分の料理がハワイの7-Elevenの店舗で販売されることに感激していました。
SEHは、毎年8月、地元の非営利団体を支援するために、収益金を支援に充てるゴルフトーナメントと店頭への募金箱の設置の2つの活動に取り組んでいます。非営利団体であるFamily Promise of Hawaii(以下FPH)は、既存の地域住民への支援とサービスの提供のほか、シェルターや食料または救急医療を含むサポートを活用することで、ホームレスや低所得世帯の自立を支援する団体です。 2021年は、ゴルフトーナメントによる収益とお客様からの募金を合わせ、FPHに49,742ドルを寄付しました。これらの資金はホノルルにあるドロップイン・デイ・センターで活用される予定です。このセンターでは、個人がインターネットやシャワー、洗濯設備を利用することができるほか、家庭向けに食料品や衛生用品が準備されています。
SEHは、2021年12月に非営利団体ケイキオカアイナと提携し、子どもたちの教育や家族の結びつきの強化、コミュニティの充実、ハワイ文化の永続という取り組みを支援することにしました。 これらの活動の主な目的には、ハワイの言語、伝統、そして価値観があります。
ケイキオカアイナは、ホリデーシーズンのたびに、大規模な「adopt a family(家族援助)」 キャンペーンを開催しています。このキャンペーンでは、コミュニティの寛大な人々が必需品を必要とするご家庭に匿名で商品を贈ります。SEHは、このキャンペーンを支援するために40,000ドルを寄付し、2021年12月4日には、その趣旨に賛同してウィンワード・ショッピング・センターで開催したイベント「ウィンター・ワンダーランド」を後援しました。さらに、ストア・サポート・センターのメンバーが、「adopt a family」の取り組みに参加しました。援助を必要とする家庭のために、小売価格にしておよそ1,250ドル相当の援助物資や必需品を集めて寄付しました。このようなさまざまな取り組みにより、ハワイのテレビ局 が放映した12月の夜のニュースで、SEHがケイキオカアイナへの最大の寄贈を行ったと報道されました。
ハワイは、言語、文化、教育、年齢などが、非常に多様な地域です。何世代にも渡って、お互いの違いを受け入れ、感謝し合い、歴史を共有し続けてきました。その結果、食文化や、言語、そして祝祭など独特なハワイ州の文化が生まれました。ダイバーシティ&インクルージョンはSEHの文化に根付いており、公共の場所や職場でのすべての環境の中に息づいています。
SEHでは、世界的に関心が高まるプラスチック問題に対して、主に容器包装での使用削減に取り組んでいます。
SEHは、2021年、冷たい飲料のカップでプラスチック削減の取り組みを続け、第3四半期には、全65店舗でビッグガルプ®とスラーピー®のカップをプラスチックから紙製に変更しました。 同時にすべてのプラスチック製の蓋をPLA製に変更しました。 SEHのテーマである「Your Neighborhood Store(あなたの地元のお店)」を反映し、カップのデザインはハワイのライフスタイルや文化からインスピレーションを得たものとなっています。 これらの変更により、2013年比でCO2排出量を5トン削減しました。今後もエネルギー削減に加えて、プラスチック使用量のさらなる削減に注力していきます。
【その他の取り組み事例】
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年目標 | |
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店舗数 | 64 | 66 | 65 | 65 | 67 |
電気使用量(MWh) | 18,425 | 18,849 | 18,099 | 18,156 | 18,435 |
水使用量(千m3) | 51 | 50 | 51 | 55 | 57 |
評価や賞の名称 | 主催者や授与団体 | 受賞理由 |
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ハワイアンズ・ベスト2021 ベスト・SPAM®むすび(1位) ハワイアンズ・ベスト2021 ベスト・コンビニエンスストア(1位) |
Star Advertiser | 読者投票 |
2021ベスト・ホノルル ベスト・むすび(1位) | ホノルルマガジン | 読者投票 |
2021ベスト・オブ・ハワイ ベスト・むすび(ファイナリスト) | KITV4 | 視聴者投票 |