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セブン&アイの挑戦

2011年8月

「近くて便利」に「上質感」をプラス
セブン‐イレブンの新MD戦略

~セブンプレミアム、セブンゴールドの魅力も向上~

5月31日にパシフィコ横浜で行われた「新マーチャンダイジング戦略」記者発表会。井阪隆一社長(左)と佐藤可士和氏が固い握手を交わしました。

セブン‐イレブンが、約1000アイテムに上るオリジナル商品の全面リニューアルを実施します。商品の品質向上に加え、クリエイティブ・ディレクターの佐藤可士和さんを迎えて、オリジナル商品のブランドマークやパッケージデザインを一新。さらに売場の見直しも行い、商品開発から売場づくりまで一体となって、「近くて便利」と「上質感」を提供するマーチャンダイジング戦略を進めています。

いま求められる「近くて便利」

セブン‐イレブンは、社会の大きな変化に対応する新たなコンビニのあり方を追求して、2009年度から「近くて便利」をキーワードにした店づくりを進めています。1980年代以降、中小規模の小売店が減り続ける一方で、遠くまでお買物に出かけられない高齢者や働く女性は年々増加。毎日のちょっとしたお買物にも不便を感じている人が増えています。「近くて便利」とは、このような社会の変化に対応するためにセブン‐イレブンが目指す、従来のコンビニのスタイルにとらわれない新しい姿を表しています。
そのために、品揃えのバランスについても見直しを進めています。従来のコンビニでは、買ってすぐ食べることを前提にした「即食性」の商品、具体的にはおにぎり、お弁当、焼きたてパンなどデイリー商品が中心でしたが、セブン‐イレブンでは2009年以降、デイリー商品だけでなく、加工食品や店頭で調理する揚げものなどの惣菜、調味料など食卓の必需品、あるいは洗剤などの日用雑貨の充実を図っています。こうした品揃えの見直しによって、「セブン‐イレブンは近くて便利なお店」として認知されるようになり、女性や高齢のお客様が着実に増え続けています。

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