ホーム サステナビリティ 明日にいいこと。つなげる、つづける。 「7つの重点課題」活動レポート 誰もが自分らしく働ける職場を目指して セブン&アイ・ホールディングスの「わらおうプラン」とは?

「7つの重点課題」活動レポート

私にできる明日にいいこと。 私にできる明日にいいこと。

誰もが自分らしく
働ける職場を目指して

Tomomichi Shinzaki [ セブン&アイ・ホールディングス 人事企画部​ ]

セブン&アイ・ホールディングスでは社内で働く人々の働きがい・働きやすさを向上するため「ワーク・ライフ応援プラン(以下、わらおうプラン(通称))」という人事制度に2024年3月から取り組んでいます。「わらおうプラン」は、出産、育児、介護、治療といった社員の多様なライフイベントや、ボランティアなどの社会貢献や副業など、社外での学び・経験を支援することを目的とし、多様な働き方を実現する制度です。今回は「わらおうプラン」を通じて、会社と従業員がともに成長できる組織づくり、誰もが働きやすい職場づくりを進めている、人事企画部の新崎智道さんにお話を聞きました。

社員の声から
生まれた制度

セブン&アイ・ホールディングスで働きがい・働きやすさの向上を目指す新崎さんは、この取り組みのきっかけをこう話します。
『これまでの出産、育児、介護を支援する制度は、男女雇用機会均等法が施行された1986年に制定されたということもあり、女性社員の勤務継続を支援するという印象が強くありました。この為、時代が進んだ今でも「女性社員向けの制度」と思われてしまい、社員の方より「現代の社会背景に合う名称やすべての社員が利用できる内容にすべきではないか」というご意見をいただいておりました。今回、わらおうプランに刷新するにあたり、社員の多様なライフイベントや社外での学び・経験を支援するというコンセプトに刷新することで、全社員に活用していただける制度にしたいと思いました。』
制度を活用した社員が「わらおう」というキャッチ―なイメージを付けることにより、社員の周知を図っていきたいと思ったそうです。

社員の期待の大きさを実感

セブン&アイ・ホールディングスでは、働きがい・働きやすさを社員との対話を通じて実現するために、有志のメンバーを集めた活動をしています。「わらおうプラン」の制度化に向けても、有志メンバーがプロジェクトの主管である人事企画部と何度も対話を重ね、名称とコンセプトの刷新に向けて活動をしていました。

「わらおうプラン」がスタートしたことについて、参加していたメンバーは次のように話します。
『育児のために退職するが、子供がもう少し大きくなったら復職したいと言う社員がおり、もっとこの取り組みを広めて多くの社員に活用してほしい』、『病気の治療や予防に関する問い合わせがあり、この制度の反響の大きさを感じている。』、『これまでみんなで議論を重ねながら種を蒔き、その芽が出てやっと花が咲いた』
メンバーの皆さんは、期待感と達成感に満ち溢れているような表情で話されていました。

相互の対話で
働きやすさを追求

新崎さんは最後にこう話しました。
『制度というのはただ作るだけではなく、社員の方々に活用してもらうことが大切です。例えば、社員の方が制度を活用する際に、何をどのように会社へ申請すれば良いのか、制度の概要をもう少し詳しく知りたいなど、不安や分からないことが多々あるものです。私は、人事としてしっかりと社員の疑問や声に応えていく、相談しやすい関係を作り上げることをモットーに仕事をしています。』

『これからも社員の声に耳を傾け、人事と社員が相互の対話をし、働きがいや働きやすさの向上のためにしっかりと社員のみなさんを支援する活動を続けていきます。』