「7つの重点課題」活動レポート
子どもたちの「海への想い」を売場で発信!
未来を照らすポスター展示



イトーヨーカ堂では、2024年に実施された『第4回海洋インフォグラフィックコンテスト』の受賞作品を2025年6月よりイトーヨーカドー/ヨーク各店の鮮魚売場に掲示する取り組みを始めました。
このコンテストは日本財団が推進する『海と日本プロジェクト』の一環として全国の小学生を対象に開催されており、子どもたちが海で起きている問題や海の大切さについて調べ、考えたことをインフォグラフィックポスターとして表現し、社会に広く発信することを目的としています。今回、コンテストの受賞作品をお店に掲示することになった経緯、さらには受賞作品に込められた作者の想いについてご紹介します。
子どもたちの探求心が描き出す、海の未来。
海は、私たちの食卓に豊かな恵みを届けてくれる存在です。しかし今、海洋汚染や気候変動などの問題が海の環境に深刻な影響を与えています。「海と日本プロジェクト」は、そんな現状を多くの人に伝え、かけがえのない海を未来につなぐアクションの輪を全国に広めるために始まった取り組みです。
この活動の一環として開催されている『海洋インフォグラフィックコンテスト』に、イトーヨーカ堂は2022年から審査員として参加してきました。毎年、審査員の立場で多くの作品に触れている株式会社イトーヨーカ堂の小山遊子さんは、子どもたちの探求心にいつも驚かされていると話します。
2023年受賞作品 原案:御子柴 秀真 / デザイン:加藤 彩花
「子どもたちは身近なことから自分と海との接点を見つけ、なぜだろう?と疑問に思ったことをどんどん掘り下げて作品にしています。審査をしていて、子どもたちの考えには限界がないとつくづく思います。」そんな作品の魅力を多くの方に届けるために、イトーヨーカ堂は2024年の受賞作品をポスターとしてお店に掲示することを決めました。
小学生の視点で考える「前向きな魚種交代」とは?
今回、お店に掲示されるのは、『第4回海洋インフォグラフィックコンテスト』でイトーヨーカドー賞を受賞した『レッツポジティブ!魚種交代』という作品。作者である小学5年生の波多江美月さんは、海の環境変化によってこれまでとれていた魚がとれなくなり、代わりに別の魚がとれるようになる『魚種交代』という現象に着目しました。
「狙った魚がとれなくなるのは、魚に関わる仕事をする人にとって『困った』こと。でも、魚を買う人が『どんな種類の魚でも食べたい!』と考えるようになれば、魚種交代の『困った』はなくなるはず。」この作品には、そんな波多江さんの想いが込められています。
第4回イトーヨーカドー賞ポスター 原案:波多江 美月 / デザイン:酒井 亜紀波
また、波多江さんは自分の作品がお店に飾られることについて「多くの人に『魚種交代』のことを知ってもらうチャンスをいただき、感謝の気持ちでいっぱい」と語ってくれました。
『レッツポジティブ!魚種交代』のポスターは、6月30日までイトーヨーカドー/ヨーク各店の鮮魚売場に掲示されます。未来に向けた前向きなメッセージが込められたこの作品を、ぜひ店頭でご覧ください。