ホーム サステナビリティ 明日にいいこと。つなげる、つづける。 「7つの重点課題」活動レポート 「東北を食べて、元気に!」地域を応援する セブン‐イレブン・ジャパンの商品づくり

「7つの重点課題」活動レポート

2023.8.4

  • 課題3
  • 課題7

「東北を食べて、元気に!」地域を応援する
セブン‐イレブン・ジャパンの商品づくり

セブン‐イレブン・ジャパン(以下、セブン‐イレブン)は、 東北地区において地域の食材を活用した商品開発で地域貢献を目指す『東北を食べて、元気に!』プロジェクトを発足。その第4弾として、岩手県産の「菜彩鶏」を使った商品を2023年8月上旬より東北地区のセブン‐イレブンで販売します。この取り組みを始めた背景や、今回の商品の魅力について、プロジェクトの推進を担当するセブン‐イレブン・ジャパン 商品本部 地区MD統括部の東北地区シニアマーチャンダイザー・赤澤太一さんと、東北地区マーチャンダイザー・大口裕也さんにうかがいました。

Chapter 1

地域に貢献し、地域の生産者に光を当てる。

セブン‐イレブンは、セブン&アイグループが掲げる環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』のもと、自治体や地域の方々と連携して持続可能な社会の実現を目指す活動を日本各地で進めています。『東北を食べて、元気に! 』プロジェクトも、こうした活動の一環としてスタートしました。
このプロジェクトの目的は、地産地消の取り組みによって、食材の生産から商品の製造・販売・消費までを東北の中で完結させ、地域経済に好循環をもたらすこと。また輸送時に排出されるCO2を削減し、環境負荷も減らすこと。こうした目的を掲げた背景にある思いを、プロジェクトリーダーの赤澤さんは次のように話します。
「私たちの事業は、数多くのフランチャイズ加盟店のオーナー様に支えられています。他の地域よりも早いペースで人口減少や少子高齢化が進む東北で、オーナーの皆様に力強く店舗経営を続けていただくためには、地域の持続的な発展が不可欠。だからこそ、事業を通じて地域経済に貢献することが私たちの社会的責任だと考えました。」

もう一つ、このプロジェクトを立ち上げた背景にあるのが、持続可能な生産の実現に向けて努力と工夫を重ねる地域の生産者の存在です。
「東北には、地に足をつけながら懸命にイノベーションを起している生産者の方が数多くいらっしゃいます。しかし、その取り組みの目的が地域の皆様にもあまり伝わっていないのが現状。一人でも多くの生産者の方にスポットライトが当たるよう、プロジェクトを通じてさまざまな地域食材の商品化を実現していきたいです。」そう赤澤さんは語ります。

Chapter 2

環境と健康に配慮した「特別飼育鶏」を、商品に。

セブン‐イレブンは、『東北を食べて、元気に!』プロジェクトの第4弾として、岩手県産の特別飼育鶏「菜彩鶏」を使った4種類の商品を販売します。鶏肉の生産を手がけるのは、「十文字チキンカンパニー」。鶏のフンを燃料にしたバイオマス発電に自社で取り組んだり、抗生物質に頼らない鶏の飼育にチャレンジしたりするなど、人・動物・環境の健康を考えた事業を展開する企業です。今回のプロジェクトで十文字チキンカンパニーが生産する菜彩鶏を取り上げた理由を、商品開発担当の大口さんは次のように説明してくれました。
「十文字チキンカンパニー様は、鶏舎の飼育・衛生環境を徹底することで抗生物質を使用せず、環境や食の安全性に配慮しながら、鶏に与える飼料を工夫することでくさみを抑えた高品質な鶏肉を生産しています。持続可能性とおいしさを両立させた、非常に優れた食材であること。それが、菜彩鶏に注目した理由です。」

菜彩鶏のおいしさを、一人でも多くの方に実感していただきたい。そんな思いで開発を進め、ついに4つの商品が完成しました。それぞれの商品の魅力やこだわりについて、大口さんに語っていただきました。

1品目は「銀河のしずくおむすび/山形県産つや姫おむすび/会津産コシヒカリおむすび 菜彩鶏肉の炭火焼鳥」。この商品の特徴は、何と言ってもお米のおいしさを追求した銘柄米を使用しているところ。「東北が誇る銘柄米と、炭火と醤油の風味が食欲をそそる銘柄鶏のハーモニーをお楽しみください」と大口さんは話します。

2品目は「岩手県産菜彩鶏肉の五目おこわおむすび」です。「だしの旨みがぎゅっとつまったおこわに、菜彩鶏、舞茸、しめじ、椎茸などを混ぜ込みました」と、大口さん。具だくさんで満足度の高いおにぎりに仕上がっています。

3品目は「だし香る岩手県産菜彩鶏肉の親子丼」。こちらの商品は、くさみの少ない菜彩鶏ならではのおいしさを存分に楽しめる一品に仕上がっているそう。さらに、地域の嗜好に合わせて醤油の旨みやだしの風味を際立たせているところもポイントだと大口さんは語ります。

4品目は「岩手県産菜彩鶏肉のパスタサラダ」。暑い季節にうれしい、ほんのりにんにくの効いたさっぱり風味の冷たいパスタです。大口さんは、「菜彩鶏は脂肪分が溶け出す温度が低いので、冷たいメニューでもしっとりとした食感が楽しめます」と話します。ひんやりとしたパスタと柔らかい菜彩鶏の組み合わせを、ぜひお楽しみください。

菜彩鶏を使った4つの商品は、2023年8月7日週より一部地域をのぞく東北エリアのセブン‐イレブンで販売を開始します。お近くにお住まいの方は、ぜひ一度お試しください。

Chapter 3

いつもの買い物で、おいしい応援を。

地域経済に貢献し、地域の生産者に光を当てることを目指してスタートした『東北を食べて、元気に!』プロジェクトには、もう一つの目的があります。それは、地域に暮らす皆様にとって“社会貢献”をもっと身近なものにすること。
例えば、「ボランティアに参加する」や「寄付をする」といった行動を起こさなくても、今回のプロジェクト対象商品を購入することで地域を応援することができる。そんな気軽な社会貢献を、一人でも多くのお客様に広めていきたいと赤澤さんは話します。また、「加盟店のオーナー様にも、自分たちの販売する商品が地域貢献につながることに誇りを持っていただけるはず。」とも語ってくれました。

『東北を食べて、元気に!』プロジェクトのロゴマーク

セブン‐イレブンでは、この取り組みを一人でも多くの方に知っていただくために、プロジェクトの目印となるロゴマークを開発。今後開発する商品や、プロジェクトを告知するポスターや店頭POPなどに掲載していくそうです。このマークの存在を地域に広め、このマークが付いた商品を一人でも多くの方にお買い上げいただくことで、東北を元気にしていく。その目標の実現に向けて、プロジェクトの取り組みはこれからも続きます。

※掲載された情報は、2023年8月4日時点のものです。
セブン‐イレブン・ジャパン
商品本部
地区MD統括部
東北地区シニアマーチャンダイザー

赤澤 太一

セブン‐イレブン・ジャパン
商品本部
地区MD統括部
東北地区マーチャンダイザー

大口 裕也

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