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トップメッセージ

代表取締役社長
井阪隆一

 セブン&アイグループは、社是※1にもとづき、お客様をはじめとして、お取引先、株主、地域社会、社員とさらに加盟店を含めたすべてのステークホルダーの皆様から信頼される誠実な企業を目指しています。

 現在、人口減少、少子高齢化、世帯人数の減少、有職女性の増加、小売店・社会的拠点の減少、労働力・人材不足など国内の社会環境の変化によって生じるさまざまな課題が山積しています。
 また、近年、気候変動や資源の枯渇、貧困・格差・人権問題など深刻化するグローバルの課題に対して、「持続可能な開発目標(SDGs)」※2の採択や「パリ協定」の締結など国レベルでの対応に加え、企業に対してもグローバルの課題解決にむけた期待や要請が非常に高まっています。
 同時に、社会や環境を意識した経営戦略は、持続的な企業価値向上とリスク低減につながるといったESG(環境・社会・ガバナンス)投資が急速に拡大しています。日本版スチュワードシップ・コードの策定とコーポレートガバナンス・コードの施行に加え、2015年に世界最大の年金基金である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が国連責任投資原則(PRI)へ署名、さらに2017年にESG指数に連動した日本株のパッシブ運用を1兆円規模で開始するなど、今後ESG情報は企業の長期的な成長性を見極める重要な意義を持つと思われます。

 私たちは、このような社会課題や環境の変化を踏まえ、価値ある商品・サービスに加え、人材・店舗といった当社グループの強みを活かして、これらの課題解決に取り組んでいます。また、当社グループでは、2012年に署名した「国連グローバル・コンパクト」※3の10原則の実践に加え、グループのCSRの方向性を明確にし、グループシナジーの最大化を図るために特定した取り組むべき「5つの重点課題(マテリアリティ)」の解決にむけた活動を推進するとともに、関連するESG情報の積極的な情報開示にも努めています。
 さらに、社会課題の解決と企業価値の向上の双方を達成するCSV(共通価値の創造)※4の取り組みを推進するため、2016年にCSR統括委員会の傘下に新たに「社会価値創造部会」を設け、本業を通じた社会課題起点の新たなビジネスモデルの企画検討を進めていきます。

 これからも当社グループは「信頼と誠実」の精神の下、さまざまな社会環境の変化に対し、これまで培ってきた事業インフラやノウハウなどグループの強み、経営資源を活かしてPDCAを回しながら、中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現に取り組んでいきます。

※1 社是:
私たちは、お客様に信頼される、誠実な企業でありたい
私たちは、取引先、株主、地域社会に信頼される、誠実な企業でありたい
私たちは、社員に信頼される、誠実な企業でありたい

※2 SDGs:Sustainable Development Goals =「持続可能な開発目標」
国連総会の「持続可能な開発サミット」(2015年9月)で、193加盟国の全会一致で採択された国際社会全体の目標。2030年に向けて地球規模の優先課題や世界のあるべき姿を明らかする17の目標と169のターゲットからなる。

※3 国連グローバル・コンパクト:
各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組み。世界的に採択・合意された普遍的な価値として国際社会で認められている4分野(人権、労働、環境、腐敗防止)10原則からなる。

※4 CSV:Creating Shared Value = 「共通価値の創造」
米国の経営学者マイケル・ポーター氏が2011年に提唱した概念で、社会課題の解決(社会価値)と企業による経済的価値(企業価値)を両立させる経営モデル・フレームワーク、その取り組みのこと。

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