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セブン&アイの挑戦

REDDプロジェクトを世界の民間企業で初めて支援

CO2排出抑制と生物多様性の保全を目指す
インドネシアでの熱帯林保全活動

セブン&アイのロゴも掲示されたメル・ベチーリ国立公園の入口の看板。
森と人々が共生できる仕組みをつくるため、話し合いを行っています。
小学生と植樹するCSR担当者。植樹場所は教育の場としても利用。

セブン&アイHLDGS.では、優れた温暖化対策として、いま世界的に注目を集めているREDD(※)プロジェクトの運営を資金面で支援しています。REDDとは「途上国の森林減少・劣化の抑制により温室効果ガスの排出を削減すること」で、効率的で効果に優れた温室効果ガス削減の手法です。

2008年春、国連の条約機関である国際熱帯木材機関(ITTO)と世界の原生熱帯林の保全を進めていくことを締結しました。

2010年、その第1弾となるプロジェクト(4カ年計画)が、インドネシアのメル・ベチーリ国立公園で始動しました。この公園は違法伐採や不法侵入などにより、森林劣化や生態系機能の損失といった問題に直面しています。プロジェクトは、住民の生計向上を図ることで、プロジェクト終了後も地域住民による持続可能な森林保全が続く仕組みづくりを目指しています。また、信頼性のある炭素量の測定、報告、検証システムをつくることも目指しています。このプロジェクトは国内グループ会社の1年間のCO2排出量の約50%にあたる120万トンのCO2の排出抑制効果(炭素蓄積量の維持・管理)が期待できます。他にも生物多様性保全対策としての効果もあります。

セブン&アイHLDGS.は資金提供を行うだけではなく、CSR担当者が現地に赴き、活動を確認しています。昨年は、その様子が現地の新聞に取り上げられました。また公園の看板にはセブン&アイのロゴも印されるなど、CSRに積極的な企業として世界に存在感をアピールしています。これからもプロジェクトの一員として活動を見守っていくとともに、グループ事業と結びついた支援方法を考えていきます。

※REDD:Reducing Emissions from Deforestation and Forest Degradation
 上部3点の写真は全て ©ITTO/TJ Bruder

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