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セブン&アイの挑戦

2011年2月

井阪隆一社長インタビュー
社会とともに「便利」の中身は変化する!

地域社会の生活拠点として
期待に応えるセブン‐イレブンへ

お客様のライフスタイルに合わせて進化する「コンビニエンス=便利」について、井阪隆一社長にうかがいました。

「開いててよかった」から「近くて便利」へ

昨年3月、店頭の横断幕も「近くて便利」に変更しました。テレビCMも同様のコンセプトでアピール。
「便利」の内容は、時代や社会の変化とともに変わっていかなくてはいけません。たとえば世帯構造は、1990年から2010年の間に単独世帯と夫婦のみの世帯が38%から51%へと10%以上も増加し、共働き世帯数はすでに1000万世帯を超え、なお増加し続けています。また、女性の就業率の増大も見逃せません。05年の国勢調査では、とりわけ40代前半68.2%、40代後半72.2%、50代前半69.9%と、40代から50代にかけて女性の就業率の高さが目を引きます。これらの変化から、いまや毎日のお買物の時間や調理の時間がとりにくい家庭が増加していることがうかがえます。

その一方で、小売店はピーク時の1982年と比べると約60万店舗も減少し、とくに身近な中小小売店が激減。その他、銀行店舗、行政窓口、交番など、日常生活に密着したサービス拠点も軒並み減少しています。遠くまでお買物に出かけられない高齢者や家事に時間をかけにくい家庭は増加しているのに、家の近所のお店やサービス拠点が少なくなっているのが現状です。

そこでセブン‐イレブンが打ち出したのが、「近くて便利」というキーワードです。お客様のお住まいの近くに立地するセブン‐イレブンの役割や存在意義は、今後、増すことはあっても減少することはありません。そのためにセブン‐イレブンは、品揃え、商品開発、サービス機能など、あらゆる点で、今のお客様のニーズにいかにお応えできるかを追求し、「近くて便利」を具現化していきます。

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