2010年11月 |
変化の中から新たな<成長機会>をつかむイトーヨーカドーの挑戦
「あっ、イトーヨーカドーが変わった」。お客様にそう言っていただけるよう力を注いでいるさまざまな取り組みの中から、今回は「新ファッション提案」「都市型小型店」「生活雑貨ショップ〈タノシア〉」の3つの事例をご紹介します。
お客様視点に徹した新MDで日常ファッションに新風を吹き込む
先端のトレンドを取り入れた「ギャローリア」、ビジネスやタウン着をオシャレに演出する「ONスタイル」とプライベートシーンのファッション「OFFスタイル」で構成される「L&B」と、着用シーンに合わせて提案。お客様それぞれのライフスタイルに応じてトータルコーディネートをお楽しみいただけるのが、大きな特色です。
この両ブランドは、イトーヨーカドーが大手アパレルと専任チームを編成し、商品企画からデザイン、生産、売場づくりまで一貫して行い、ボトム、カットソー、アウターなどのテイストを合わせたコーディネート提案を実現。さらに、デザイン、素材、カラーはどれも親和性があり、両ブランドを通してのコーディネートを可能にしています。最新のトレンドをいち早く売場に送り出すスピーディなMDで、毎月季節感を活かした新アイテムを開発し、週替わりで新鮮な提案を続けています。
同売場を訪れるお客様は、各提案ゾーンを回りながら、売場に長時間滞在し、コーディネートでお買い求めいただくケースが目立っており、「売場が変わった」「ほしいものがある」と、好反響を得ています。
イトーヨーカドーでは、お客様の「いま」の生活感覚に応えるファッションの開拓に向け、トップモードの専門店ともファストファッションとも異なる独自の衣料MDに挑戦。つくり手の都合や感覚ではなく、お客様といっしょになってつくることを、何よりも大切にしています。デザインから売場、さらにその先のお客様まで含めた「チーム」で、日常ファッションに新風を吹き込むMD改革を着実に進めています。