鈴木 髙梨さんは、お母様がセブン‐イレブンを始めると聞いた時にどう感じましたか。
高梨 小学校5、6年生の頃でしたが、セブン‐イレブンを始めると聞いた時からすごく楽しみにしていました。開店の時は、バックルームに商品を入れたり、売場に商品を陳列したり、お店の手伝いもしました。それも楽しい思い出です。
高梨(母) 私のお店は層雲峡温泉街の中にあるので、客層の中心は温泉街を訪れる観光客の皆さんです。お客様から「セブン‐イレブンがあって良かった」とよく言われます。ホテルに宿泊されるお客様も、24時間営業のセブン‐イレブンがあると安心されるのでしょうね。大変喜ばれています。
高梨 ヨーロッパなどに行くと、夕方6時には商店が閉まってしまうところが多いので、日本はなんて便利なのだろうと実感しています。リレハンメルにはセブン‐イレブンがあるので、今年行った時も、そこで買物をしました。国内でも、試合で訪れた場所でセブン‐イレブンを見つけると安心します。
鈴木会長は北海道にいらっしゃる機会はあるのですか。
鈴木 1960年代、私がイトーヨーカドーの人事担当をしていた時代に、稚内からぐるっと北海道を回ったことがあります。当時は高度成長時代で人手不足の時代だったのですが、スーパーがどんどんお店を出している時期で、日本全国から採用しなければ間に合わなくなっていました。それで、全国の高校を回って人材の確保にあたりました。1年の3分の1は出張していました。そうやって採用した高校生を、チャーター機を仕立てて東京に送ったりもしました。
高梨 そこまでして人を集めていたのですか。驚きました。
鈴木 髙梨さんはセブン‐イレブンでどんなものを買われるのですか。
高梨 おでんや肉まんなどが好きでよく買います。それから、競技がある時は、すぐにエネルギー源になる炭水化物が良いのでおにぎりなどもよく食べます。
鈴木 試合の前におにぎりを食べるのですか。
高梨 はい。ジャンプでは身長と体重で履けるスキーの長さが変わりますから、規定の体重より軽くなると失格することもあります。私の場合、試合になると体重が減る傾向にあるので、普段よりも多めに食べておかなければなりません。ですから試合の前も、おにぎりなどを食べています。