さらに、厳しい競合状況の中でヨークベニマルが成長し続けるには、各店舗が地域一番店となって生き残っていくことが不可欠です。5県にまたがる出店エリアの中で、店舗ごとの小商圏で、繰り返し来店されるお客様のニーズは変化し続けています。そうした変化に対応し、1店舗1店舗が自ら考え行動する「個店経営」を推進するため、「経営者意識を持つ人財の育成」「全員参加型の経営の実現」「圧倒的な地域一番店づくり、地域一番商品づくり」に力を注いでいきます。
具体的には、社員一人ひとりが、お客様のニーズの変化をとらえて発注に活かすなど、主体性と責任感を持って店舗経営に参加していく「人財」を育成し、お客様に最も支持していただける地域一番の商品を提供し続け、地域一番店となるよう全力を注いでいきます。これまで以上に「見える化5項目」(※2)などを活用し、11年間続けている作業改善をさらに深耕。お客様満足と利益の最大化の実現につなげます。
今年2月に、茨城県牛久市に200店舗目にあたる「ひたち野うしく店」を開店しました。1月にオープンした「つくば竹園店」に続いて、茨城県南部への出店です。私たちは、福島、宮城、山形の3県を基盤に成長してきましたが、茨城県や栃木県南部など新たなエリアでの取り組みも、今後の成長には欠かせません。つくば竹園店では実験店という位置づけのもと、新しい挑戦をいろいろと進めています。
創業精神の実践と基本4項目の徹底、さらに個店経営の推進と実験店舗での新たな挑戦を通じて、新しい知恵を創造し、そこから次代のスタンダードを積極的に育んでいきたいと考えています。