このページの本文へ移動します

セブン&アイの挑戦

創業理念を継承し「地域一番」の店づくりを追求

 東日本大震災とその後の復旧を経験して、地域の社会インフラとしての役割と責任の重さを改めて痛感しました。その時に私たちの支えとなったのは、お客様への感謝と奉仕の心を表した「野越え山越え」の創業の精神です。この理念を継承し、基本4項目(※1)をいっそう徹底していきます。

 さらに、厳しい競合状況の中でヨークベニマルが成長し続けるには、各店舗が地域一番店となって生き残っていくことが不可欠です。5県にまたがる出店エリアの中で、店舗ごとの小商圏で、繰り返し来店されるお客様のニーズは変化し続けています。そうした変化に対応し、1店舗1店舗が自ら考え行動する「個店経営」を推進するため、「経営者意識を持つ人財の育成」「全員参加型の経営の実現」「圧倒的な地域一番店づくり、地域一番商品づくり」に力を注いでいきます。

 具体的には、社員一人ひとりが、お客様のニーズの変化をとらえて発注に活かすなど、主体性と責任感を持って店舗経営に参加していく「人財」を育成し、お客様に最も支持していただける地域一番の商品を提供し続け、地域一番店となるよう全力を注いでいきます。これまで以上に「見える化5項目」(※2)などを活用し、11年間続けている作業改善をさらに深耕。お客様満足と利益の最大化の実現につなげます。

200店舗時代を迎え、次代を見据えた挑戦を続ける

 今年2月に、茨城県牛久市に200店舗目にあたる「ひたち野うしく店」を開店しました。1月にオープンした「つくば竹園店」に続いて、茨城県南部への出店です。私たちは、福島、宮城、山形の3県を基盤に成長してきましたが、茨城県や栃木県南部など新たなエリアでの取り組みも、今後の成長には欠かせません。つくば竹園店では実験店という位置づけのもと、新しい挑戦をいろいろと進めています。
 創業精神の実践と基本4項目の徹底、さらに個店経営の推進と実験店舗での新たな挑戦を通じて、新しい知恵を創造し、そこから次代のスタンダードを積極的に育んでいきたいと考えています。

  • 1 基本4項目=①明るく元気なあいさつ ②清潔な売場 ③鮮度と味の追求④品切れ防止
  • 2 見える化5項目=お店のオペレーションを計画・実行・検証のプロセスで重点テーマとなる5つの項目に整理し、全員が一目でわかるようにした指標
  • 全3ページ
  • 1
  • 2
  • 3