2015年5月 |
「上質な商品は、業態を超えてお客様に支持していただける」。それはすでに「セブンプレミアム」で実証ずみです。セブン&アイHLDGS.では、この業態を超えたマーチャンダイジング(以下MD)改革を、さらに拡大しています。
その衣料版が、10月に新しくスタートするプライベートブランド、フランス語でセブンプレミアムを意味する「SEPT PREMIÈRES(以下セット プルミエ)」です。このかつてない新しい挑戦でグループの衣料品改革を推進していきます。
衣料品改革の象徴が、3月に国内・海外のマスコミでも話題になった、世界的デザイナー、ジャンポール・ゴルチエ氏とのコラボレーションです。高感度なファッションを発信するスペシャルデザイナーズラインの第1弾として「Jean Paul GAULTIER FOR SEPT PREMIÈRES」を立ち上げ、ゴルチエ氏の持つ独特のクチュール感覚を日常に取り入れます。ゴルチエ氏も、セブン&アイHLDGS.と展開するオムニチャネルへの取り組みに賛同し、新しい挑戦に期待を寄せています。
イトーヨーカドー45店舗、そごう・西武24店舗で展開し、今秋以降、本格的に立ち上げるオムニチャネルとも連動し、セブン‐イレブンでの受け取りも可能です。また、売場環境は、世界でも高く評価されているデザイナー、佐藤オオキ氏。なお、佐藤オオキ氏とは、グループにおける雑貨領域のMD改革でも取り組みを予定しています。
ファッションといえば世界中から一目置かれるのがファッションの本場パリ。ベーシックラインの「セット プルミエ」では、デザイン、色、素材、フィット感などにパリのエスプリを取り入れます。展開するのは、アウター、トップス、ボトムス、ワンピースなどの婦人衣料。そごう・西武とイトーヨーカドーが連携して、企画、デザイン、素材など、開発から販売まで一貫して手がけ、グループが持つノウハウとスケールメリットを最大限に発揮して、上質でありながらも日常価格で提供していきます。
こちらはイトーヨーカドー135店舗、そごう・西武24店舗で展開します。イトーヨーカドーでは、そごう・西武と連携して、販売担当者の接客研修も進めていきます。
この「セット プルミエ」の取り組みを通じ、問屋に依存した衣料品MDからの脱却を進め、他にはない独自商品の魅力と専門性の高い接客で、グループの衣料品改革をよりいっそう強力に進めていく方針です。
お客様の「生活スタイル」へのこだわりは、ますます高まっています。そうしたお客様ニーズに応え、既存のGMS商品より、上質でデザインなどにこだわった商品を提供するブランドとして誕生しました。
バルスが専門店「Francfranc」などを通じて培った商品企画力と世界300カ所以上の生産拠点、さらにイトーヨーカドーの販売力やニーズ情報などを合わせることで、「ボンボンホーム」は「お客様の生活を創造する専門店」づくりに挑戦。雑貨から家具まで約3000点を揃え、9割をオリジナル商品として、開発から販売まで一貫したMDを推進しています。
商品開発のコンセプトは、家族が生活の中で過ごす「ちょっと特別で楽しい時間」の演出。クッション、マグカップなど、ふだんの生活でおなじみのアイテムにも、デザインなどにひねりをきかせたこだわりを加え、気軽に生活を楽しむ提案を盛り込んでいます。
ショップは、3年間で約100店舗の出店を計画しており、この4月までに首都圏のイトーヨーカドーに約20店舗を集中的に出店。これらの店舗でのお客様の反響を今後の商品開発にフィードバックするとともに、今後の出店地域拡大に向け、地域性を考慮した商品開発と品揃えにも取り組みます。
アメリカ西海岸のロードサイドをイメージした清新で温かみとセンスの感じられるショップで、来店するたびに新しい発見のある店を目指します。
「他にはないセブン&アイならではの商品」の魅力と、業態を超えた連携が生み出す利便性を最大化することで、リアル店舗とネットを融合。シームレスで多様な業態の多彩な商品を、いつでもどこからでもお買い求めいただけるオムニチャネルの魅力をいかんなく発揮していきます。