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セブン&アイの挑戦

2014年8月

味と栄養バランスに配慮したお食事を365日お届け

 セブンミールのお届けサービスは、年中無休で1日2回(昼、夕方)、お客様の注文に応じて、日替り弁当や惣菜、野菜、加工食品をお届けするもの。簡単な会員登録によって、近くのセブン‐イレブン店舗から商品をお届けする仕組みです。オリジナルの弁当や惣菜は、管理栄養士の指導のもと、おいしさを追求しながら栄養バランスを考慮した内容で、お客様の健康管理にも役立っています。また、お届けの際はお客様に手渡しすることが原則のため、顔の見える商売につながっています。

「お客様に手渡し」が高齢者支援に一役

セブンミール以外の商品もご利用いただくためにお客様1件ずつにミニカタログを作成。利便性の向上を図っています。
 こうしたサービス内容が、高齢者世帯の「見守り」に力を注いでいる自治体(市区町村)に評価され、今年6月には、セブン‐イレブンと千葉県安房地域の館山市、鴨川市、南房総市、鋸南町が「高齢者見守りネットワーク」に関する協定を結ぶなど、行政との連携が拡大してい ます。

 岡山県赤磐市(あかいわし)でも、お届けを通じた「高齢者見守り」の取り組みに、セブン‐イレブンが今年4月から参加しています。同市は2005年に山陽、赤坂、熊山、吉井の4町が合併して誕生。現在、人口はおよそ4万5000人で65歳以上の人口比率は20.6%です。同市では、65歳以上で一定の条件を満たした市民を対象として、希望者(登録者)に「配食券」を配布し、市と契約した事業者(現在12社)による配食サービスの利用に際し、一定額の補助を行っています。昨年度の登録者数は252人。登録した人は事業者を選択してサービスを受けることができ、昨年度の年間利用実績は約3万2000件にのぼりました。セブン‐イレブンはその事業に加わり、セブンミールの日替り弁当をお届けしています。

 この取り組みについて、社会福祉課の国正俊治課長は、次のように語っています。

 「継続性のある高齢者支援に向け、市だけではなく市民の皆さんや事業者の皆さんと連携した包括的な体制づくりが急務になっています。セブン‐イレブンでは、私たちの取り組みに参加する前にも、お届けサービスの際に高齢者が起き上がれなくなっているのを発見して、連絡いただいたという事例がありました。こうした連携を大事にしていきたいと考えています」

 また、セブンミールのサービスについては、「365日いつでも注文でき、日替りメニューであるという点は、利用者にとって大きなメリットだと思います。さらに、手渡しという点も重要なポイントです。手渡しの際には、会話が生まれるでしょう。これは安否確認になるだけでなく、一人暮らしの高齢者の孤立感を解消するうえでも大切なことです」といった評価をいただいています。

田園風景が広がる岡山県赤磐市。
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