2014年8月 |
岡山県赤磐市(あかいわし)でも、お届けを通じた「高齢者見守り」の取り組みに、セブン‐イレブンが今年4月から参加しています。同市は2005年に山陽、赤坂、熊山、吉井の4町が合併して誕生。現在、人口はおよそ4万5000人で65歳以上の人口比率は20.6%です。同市では、65歳以上で一定の条件を満たした市民を対象として、希望者(登録者)に「配食券」を配布し、市と契約した事業者(現在12社)による配食サービスの利用に際し、一定額の補助を行っています。昨年度の登録者数は252人。登録した人は事業者を選択してサービスを受けることができ、昨年度の年間利用実績は約3万2000件にのぼりました。セブン‐イレブンはその事業に加わり、セブンミールの日替り弁当をお届けしています。
この取り組みについて、社会福祉課の国正俊治課長は、次のように語っています。
「継続性のある高齢者支援に向け、市だけではなく市民の皆さんや事業者の皆さんと連携した包括的な体制づくりが急務になっています。セブン‐イレブンでは、私たちの取り組みに参加する前にも、お届けサービスの際に高齢者が起き上がれなくなっているのを発見して、連絡いただいたという事例がありました。こうした連携を大事にしていきたいと考えています」
また、セブンミールのサービスについては、「365日いつでも注文でき、日替りメニューであるという点は、利用者にとって大きなメリットだと思います。さらに、手渡しという点も重要なポイントです。手渡しの際には、会話が生まれるでしょう。これは安否確認になるだけでなく、一人暮らしの高齢者の孤立感を解消するうえでも大切なことです」といった評価をいただいています。