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- 進化する店づくり (2010年8月)
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セブン&アイ各社の力を結集し「平日にも強いアリオ」に挑戦
- Ario(アリオ)北砂 -
アリオ北砂は半径3㎞圏内に約48万人もの人口を有する都内有数の高密度商圏。集客のチャンスが大きい一方で、近隣に10店舗以上のスーパーがひしめく激戦区でもあります。また、日本橋や銀座などへのアクセスが良く、消費の成熟度が高いお客様が多いのが特徴。開発にあたっては売場マネジャーを中心に近隣2000戸以上を訪問して徹底したマーケティングを敢行し、地域特性とお客様の要望を踏まえた店づくりを行いました。
「大型SCが週末に強いのは当たり前です。当店はさらに『平日にも強いアリオ』を目指しました」と、アリオ北砂の支配人。商圏の70%が集合住宅で徒歩と自転車のお客様が多いことから、食品・日用品の売場を1階に配置するなど、徹底して「地元」に密着し、毎日通いたくなる魅力的な売場と品揃えを追求しています。
食品では、店の近くには今も活気にあふれる人気の商店街「北砂銀座」があるため、その活気を店内にも再現すべく、対面販売の惣菜専門店を6店舗導入。鮮魚売場には、近くの築地市場から仕入れた「築地直送」の近海魚を並べ、鮮度感と加工調理の承りをアピール。また、初の試みとして、鮮魚を使って店内でつくる「自家製干物」にも挑戦。ふれあいや賑わいを演出する仕掛けを各所に盛り込んでいます。
食品売場の横には食の名店を一堂に集めた「グルメパサージュ」が続き、日常の食卓からこだわりの手土産までが一カ所で揃います。
幅広い年代が居住する地域であることから、2階の「ファッションと趣味のフロア」では年代ごとに人気専門店を取り入れ、50~60代ターゲットの専門店ゾーンを展開。ミセスファッションを充実させています。また、「pbi」などの自社ブランド売場をショップ化し、ブランドイメージを伝わりやすくするとともに、ファッションゾーン全体の豊かな店揃えを印象づけています。
3階では地域最大級(5000㎡)の「キッズタウン」を実現。マタニティ・ベビー向けの商品はアカチャンホンポが、ティーンズ、ファミリー向けにはイトーヨーカドーが中心となって品揃えを充実させ、相乗効果でご家族みんなが楽しめるエリアとなっています。また、衣料や雑貨、アイスやスナック菓子までカテゴリーを越えて集結させたキャラクターショップは、お子様たちにも人気です。
吹き抜けを境にモールの専門店と向き合うイトーヨーカドーの売場は、正面をすべて専門店化し、テナントと一体感を出したのも大きな特徴の一つです。この相乗効果で、お客様に売場の広がりと買い回りの楽しみを感じていただいています。
既成概念にとらわれず、商圏のお客様をしっかり見つめて順調に売上げを伸ばしているアリオ北砂店。「これまで日本橋まで出かけていたけど、いまはアリオで買いたいものが見つかる」とうれしい声をいただいています。