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セブン&アイの挑戦

2010年8月

進化する店づくり

いまや業態に関係なく、お客様のニーズやこだわりに応えている店だけが生き残る時代です。地域の生活に、お客様の声に、真摯に耳を傾ければ見えてくる新しい店のあり方。そんな進化する店づくりの取り組みをご紹介します。

地下1階のメインエントランスには1万1,000個のLEDがつくりだす「光の時計口」が誕生。新たな待ち合わせスポットに

ターミナル立地を活かし「いま」のライフスタイルに応える「新しいデパート」に
- 西武池袋本店 -

トータルな構造改善を背景に「新しいデパート」創造へ

「いろいろな美味しさを少しずつ楽しみたい」。そんな女性たちの気持ちをつかんだ「リトルシェフ」
そごう・西武の基幹店、西武池袋本店では、6月24日に地下1階の自主開発デリカテッセン「リトルシェフ」をオープン。自社の開発スタッフらと有力専門店がチームを組んで商品開発に取り組み、オリジナルメニューや専門店バラエティメニューに加えて、飲料やデザート、季節商品などを揃え、お客様に自在に組み合わせてお買い求めいただけるのが特徴です。また、地下3階には惣菜集中厨房を設置し、つねにでき立てを提供する環境を整えました。

そごう・西武は、今回の全面改装を、単なる売場リニューアルではなく、意識改革、MD(マーチャンダイジング)改革と連動させた、「新しいデパート」を目指す全面的な構造改善として推進。画一的なデパートのあり方から脱却して、商品構成・編集、フロア構成など、すべてを根本から見直しています。

「暮らしのステーション」として機能を高めた売場を編成

ライフスタイル提案型の自主編集インテリア売場「ルーム ルームズ」
ギフトサロン内の「be my Gift」では、専門販売員がさまざまなパーソナルギフトのご要望をサポート
この3月にオープンした7階のインテリアフロアでは、中央に「素材」「色」「デザイン」といった切り口でテーマ別に自主編集し、お客様がライフスタイルに合わせてコーディネートできるゾーンを開設。従来の業界(分野)別のゾーニングを一新しました。

また、6階のギフトサロンは、タッチパネルでの検索やギフトコーディネーターのサポートなどを通じて、全フロアのギフト商品にアクセスできる機能を導入。いわば西武池袋本店のギフトに関する「ポータル(入口)」としての機能を果たしています。さらにギフトニーズの変化に合わせ、従来の歳時記のギフトやアニバーサリー・ニーズに加え、日常的なパーソナルギフトに対応した「be my Gift」売場も新設しました。

さらに、お客様の目線で取り組む業界初の挑戦もいろいろ。6階のこども服フロアに新設した「プレママステーション」では、助産師など専門スタッフが常駐して、出産の準備から育児に関する相談まで、きめ細かくお悩みに対応しています。

こうした新しい挑戦とともに、各フロアのガイド、コンシェルジュ機能を拡充。お客様が「暮らしのステーション」として、便利に利用できるデパートを目指し、社内外のスタッフが一体となって取り組んでいます。

3年にわたる構造改善の集大成となる第Ⅲ期改装に着手

「行列のできるバームクーヘン専門店」として知られる「ねんりん家」も登場
化粧品売場に誕生した「イケセイキレイ・ステーション」。ブランドを越えた専門販売員のアドバイスが人気を集めています
9月には、8階に日本最大級のスポーツの専門フロア「SEIBU SPORTS」やオーダーメイドの旅を提案する「IKESEI旅倶楽部」がオープン。さらには、来年5月の完成を目指すレストランフロアの半数にあたる13店舗が、リニューアルと同時に23時まで営業時間を延長し、お客様の利便性を高めます。その他、趣味雑貨のフロア(9階)や新しいお取引先とのコラボによるヤングフロア(1階)が登場。また、「自分へのご褒美」「仕事帰りのおやつ」として楽しめる菓子売場も地下1階にリニューアルします。

「新しいデパート」像を目指す西武池袋本店は、日々進化していきます。

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