いま、求められるお客様満足の創りかた
またたく間に変化していくお客様のニーズ。それをいち早くつかみ、新商品や新サービスとしてご提供するため、セブン&アイHLDGS.各社が力を入れている取り組みをご紹介します。
新サイトオープンにあたり、一番充実させたのがお酒です。他に例を見ない多数の蔵元のお酒の品揃えを実現しました。日本酒は44都道府県420蔵、泡盛は沖縄すべての蔵を網羅した48蔵、焼酎も九州を中心に220蔵。今後もさらに拡大を目指します。
写真左から福光屋 加賀鳶 山廃純米 超辛口(720ml 1,365 円)田崎酒造 熟成鬼火 25 度(72ml 1,932 円)シャトー・メルシャン 長野メルロー2006(75ml 3,219 円)サントリー シングルカスク山崎蒸溜所1993(70ml 15,000 円)
人気が高く競争になってしまうものは、抽選方式で販売。1000本が3 分間で完売になったこともあり
また、セブン‐イレブンネットでの売上げは、商品の受取店に計上されるため、店舗で揃えきれない魅力ある品揃えを展開することで、加盟店の支援強化を図ります。現在の品揃えは、酒類の他にも、コーヒー・お茶、調味料、インスタント食品など、約4000アイテム。さらに、玩具・フィギュア、 CDなどの非食品分野も、今後、オリジナル商品を含め、お客様の多様化したニーズに合わせて内容を充実させていきます。
新しい什器は、お客様が見やすく選びやすいだけでなく、清掃が簡便で衛生面もレベルアップ。
少子高齢化や消費の縮小に伴い、いま、家庭でつくって食べる「内食」が減り、「外食」も頭打ちの状態が続いています。その中で、コンビニエンスストアやデパ地下などに代表される持ち帰り需要の「中食」マーケットだけが伸びています。中食といっても、舌の肥えたお客様に満足していただくには、味だけではなく、「鮮度=できたて感」も強く求められます。
フライヤー導入の目的は、まさにその「できたて感」のアップ。中食の主流である焼き物・煮物・揚げ物の中で、電子レンジで温め直した時、味や食感がいちばん落ちてしまうのは揚げ物です。家の近くにあるセブン‐イレブンなら、家でも「できたて」のままのおいしさで食べていただけます。
「骨なしフライドチキン」(上)は、肉がもっともおいしい火加減でジューシーな仕上がりに。専門家に「大量生産でこんな厚さはムリ」と言われた苦心作の「じゃがごろコロッケ」(下)は、ホクホクした食感が楽しめます。
操作、保守も簡単でマニュアルもシンプル。調理は、ボタン一つで具材が入ったカゴが油槽に降りていき、終わると自動的に上がる全自動システムで、安全性と一定した品質レベルを確保。また、使う油も油臭さがなく、心筋梗塞を引き起こすとされるトランス脂肪酸を抑制したオリジナルで、ヘルシー志向に応えています。
一方、店内カウンターに設置された大型の新ホットスナック什器は、保温性に優れ、見やすく選びやすい全面ガラス仕様にしました。
現在の人気ベスト3は、骨なしフライドチキン、じゃがごろコロッケ、フライドポテト。季節に合わせた新商品も随時投入し、常時8~9アイテムを展開する予定です。
フライヤーを導入した店舗では、おにぎりやドリンクにプラス1品でお買い上げいただいたり、主婦の方が夕飯のおかずとして買いに来られたり、ホームパーティ用に予約注文をいただいたりと、さまざまな効果が出ています。