限定オリジナル商品で、ここにしかない魅力を
セブンプレミアム以外にも、セブン&アイグループではトップメーカーとの共同開発による「上質」への挑戦を進めています。
その一つが「プレミアムビール」です。現在、ビール市場は第3のビールといわれる低単価のカテゴリーが伸びる一方で、高価値商品であるプレミアムビールが支持されるなど、二極化しています。
セブン&アイグループは、昨年12月、サントリーと組んで数量限定のプレミアムビール「深みの逸品」を販売し、大好評を博しました。今年はさらに他社とも開発を進め、特徴あるプレミアムビールを開発しています。
「グランドキリン」
日本最軽量(140g)のビンを採用。330ml 238円
このビールは、ビール離れが進んでいるといわれる20代から40代を主なターゲットに開発を進めてきました。商品開発の過程で、年代が若くなるほど、ビンや缶から直接飲むというスタイルが一般的なことが判明。そこでボトルから直接飲みやすい、独特な広口のビンの形状を開発し、そこから立ち上る香りまで計算した商品づくりを進めました。
味、製法、パッケージまで、今までにない挑戦を重ねたこのプレミアムビールは、販売開始後1週間で50万本を突破。NBのプレミアムビールを大幅に上回る売れ行きを記録し、若者から中高年まで幅広い客層からの支持を獲得しました。これまでプレミアムビールは、ギフトなどの需要が中心で、ふだん飲むビールとして市場を切り拓くことに苦戦していましたが、今回の成功は「ふだん飲むプレミアムビール」の市場づくりのきっかけをつ くったといえます。
「アサヒ ザ・エクストラ」
プレミアムクラスの品質をお手頃価格で。350ml 215円
アサヒビールは、周知の通り「スーパードライ」で日本市場にキレのある味わいのビールを確立したメーカー。同社の持つ最高の技術を投入することで、麦芽100%、厳選麦芽を従来の1・8倍(同社比)使用することでコクと飲み応えとキレのある味の両立に成功したのです。開発チームは、飲み始めから飲み終わりまで、理想的な味の変化を実現。プレミアムクラスの品質をリーズナブルな価格で提供し、この「ザ・エクストラ」も、従来のNBを超える売れ行きを記録しています。
「セブンゴールド 京都宇治玉露」
本格的な味わいを実現。(販売終了)
「ルーツ プレミアム ラテ」
砂糖不使用の濃厚ラテ。270g 157円(セブン‐イレブン限定販売)
「午後の紅茶 ザ・パンジェンシー 初摘みダージリン」
10月30日から数量限定で販売。400g 157円(セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、ザ・ガーデン)
ビールだけではなく、ソフトドリンクも上質、高価値商品が支持されています。
この8月に数量限定で販売したのは「セブンゴールド」初のドリンク「京都宇治玉露」。急須で淹れた本格的な日本茶のおいしさを求め、緑茶飲料のトップメーカー伊藤園と共同開発したもので、高級茶の中でもとくに希少な「宇治玉露」を100%使用し、圧倒的な品質を実現。容量400mlで価格138円と、これまでにないサイズと、一般のペットボトル入りのお茶より高い価格設定でしたが、お客様から大きな支持を得て、予定より早期に完売しました。
10月にはJTと組んだ「ルーツ プレミアム ラテ」、キリンビバレッジと組んだ「午後の紅茶 ザ・パンジェンシー」を発売。厳選したコーヒー豆を使用し、香りと味わいにこだわった甘くない濃厚カフェラテ。初摘みのダージリン ファーストフラッシュを贅沢に使い、食事にも合うスッキリした味わいのプレミアム紅茶。それぞれNBブランドを冠していますが、セブン&アイグループ限定販売のオリジナル商品です。
セブン&アイグループでは「セブンプレミアム」「セブンゴールド」、そして期間や数量限定のオリジナル商品の開発を通じて、一流メーカーの持つ最高の技術を注ぎ込んだ商品づくりを実現してきました。
「トップメーカーさんには、それぞれ独自の特色があり、最高の技術にはそれぞれの個性がはっきりと表われてきます。その結果、生み出された商品には、品質の優位性だけでなく、他にはマネのできない魅力があります」とセブン&アイグループの開発担当者。
上質への挑戦は、お客様の生活に個性豊かな「価値」をお届けすることで、消費シーンを活性化し、市場の縮小均衡を打破する原動力となっています。
今後も、セブン&アイグループでは、トップメーカーと共同開発した新商品を開発していきます。ご期待ください。