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セブン&アイの挑戦

2017年4月
特集 セブン&アイグループの成長戦略 首都圏×食品戦略 第二回

少子高齢化や単身世帯の増加、働く女性の増加といった人口構造やライフスタイルの変化にともない、国内における「食」を取り巻く環境は大きく変化しています。セブン&アイHLDGS.では安全・安心な食の提供はもちろん、多様化するお客様のニーズにきめ細かく対応しています。
セブン&アイHLDGS.における国内グループの食品売上げは2015年度で4兆円を超えており、直近3年間で2割増加しています。とくに、グループの店舗密度が高い首都圏での「食」のマーケットの伸びは大きく、さらに売上げを伸ばしていく大きなチャンスととらえています。

ネットスーパー

ライフスタイルの変化に対応したショッピングモデル

ネットスーパーの草分けとして全国145店舗で実施

 イトーヨーカドーは、子育て中の主婦や社会で活躍する女性のお客様からのご要望に応えるために、2001年、お買物を代行するサービス「ネットスーパー」を、イトーヨーカドー葛西店から開始しました。
 以来、店舗型ネットスーパーの草分けとして、お客様の多様なニーズに応える品揃えとサービスを追求し、業界に先駆けて黒字化を達成。2016年12月末現在、全国145店舗でサービスを展開し、会員数は約240万人に達しています。とくに首都圏での伸長は顕著です。

お客様の多様なニーズに応える利便性を追求

 成長を続けるネットスーパーの人気を支えている最大の特長が、利便性です。
 ネットスーパーでは365日、お客様のお好きな時間に商品を注文することができ、最短4時間でお届けします。食品はもちろん、日用品から医薬品、衣料品まで約3万点の品揃えから商品を選ぶことができます。寿司やフライ、刺身などは注文を受けてから加工するため鮮度も抜群。さらに、子育て中の女性や高齢者のお客様がご利用いただきやすいよう、少量パック商品を取り揃えるとともに、お米や飲料など重い商品、おむつやトイレットペーパー、ペット用品などのかさばる商品や業務用の冷凍食品などの大容量パック商品を揃え、まとめ買い・買い置きニーズに対応しています。
 これらに加えて、商品を売場のプロが責任を持って選び、専属ドライバーが直接手渡しする安全・安心な仕組みも、お客様から好評を博しています。


ネットスーパーの受注から配送まで

お客様の注文した商品は、どのような手順でお届けされるのでしょうか。
ネットスーパー専門店舗である「ネットスーパー西日暮里店」での様子をご紹介します。

受注端末

一日最大2,000件の注文に対応可能です。

専用ハンディターミナルで商品をピックアップ

受注商品を効率的にピックアップできる順番に、商品のある棚の番地、個数などが自動表示されます。

商品のバーコードをスキャンして確認が終了。誤った商品をカゴに入れるとブザー音が鳴りミスを防ぎます。

カートを使って移動、梱包へ

専用カートにはお客様ごとにカゴを用意。

商品一つひとつをていねいに袋詰めし、送り先ごとにコンテナに入れていきます。

コンベヤーで配送センターへ

コンテナはいったんストレージに運ばれ、配送先、配送時間ごとに仕分けられていきます。作業環境や商品への影響に配慮して、音や振動の少ないコンベヤーを使用。

コンテナは各フロアの中央に配したコンベヤーで、配送時間に合わせて1階の方面別ステーションに運ばれます。ディスプレーには作業状況がリアルタイムで映し出されます。

配送車でお客様の元へ

業界最大の1日23便体制でお好みの時間帯にお届けします。

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