セブン&アイの挑戦

2017年2月

西武池袋本店・食品売場

グループシナジーで“ハレの日”も“日常”も使える食品売場へと進化

お客様の変化に対応する「個性的な店」を目指して

 お客様のニーズやこだわりに応えているお店だけが生き残る時代。そうした中、そごう・西武は、従業員一人ひとりの個性がお店の個性をつくり、会社の個性をつくりあげ、心からお客様におすすめしたいモノやコト、サービスを提供できる百貨店に進化していくことを目指しています。
 その一つが、西武池袋本店の食品売場です。同売場では2010年の改装を機に複雑な導線を見直してお買物をしやすくしたほか、地下3階に各テナントの厨房を集中設置することで売場を広げ、売れ行きに応じたタイムリーなでき立てを提供。また、日本最大の90ブランドを擁するスイーツ売場では、お客様の商品選びをサポートする「スイーツアテンダント」を配置するほか、管理栄養士が惣菜やお弁当のメニューをテナントとともに考案するなど、売場・商品・サービスのそれぞれの面から改革に取り組むことで売上げを大きく向上させています。

グループのノウハウを活用して生鮮売場を活性化

 こうした改革の原動力になっているのが、グループが持つさまざまなノウハウです。
 たとえば、青果・鮮魚・精肉の生鮮売場では、そごう・西武のほか、イトーヨーカドー、ヨークベニマルなどのマーチャンダイザーが参加して月1回、定期的に課題や改善策、成功事例などを議論、共有する「西武生鮮活性化プロジェクト」を推進。これまで90回以上のミーティングを積み重ねる中で、単品管理の手法やお客様の声を活かした売れ筋商品の拡充、「重点商品」の目標数値などを共有しています。こうした結果、そごう・西武の担当者と出店お取引先の連携が深まり、お取引先と一体となってPDCA(計画→実行→検証→改善)サイクルを活用して継続的な売上げと利益の向上を実現しています。また、百貨店と出店お取引先のスタッフ同士のコミュニケーションが活性化したことで、西武池袋本店だけの商品開発に取り組むチームMD(マーチャンダイジング)の手法も浸透。商品力の向上につながっています。

商品で
価格帯や容量にも幅を持たせ、“ハレの日”とともに、毎日の食卓でご利用できる商品まで品揃えを広げて対応しています。

サービスで
お客様のご要望に応じて商品をおすすめする「スイーツアテンダント」が常駐。お客様の声は商品開発に活かしています。

リトルシェフでの取り組み

ロコモコ丼やタコライス、ガパオ丼など人気商品の売れ行きを日ごと、時間ごとに管理。お客様の声や販売状況、季節に応じてリニューアルし人気を保っています。

業界初の自主編集惣菜売場「リトルシェフ」の挑戦

 食品売場の改革プロジェクトの象徴が、百貨店業界初となる自主編集の惣菜売場「Little Chef (リトルシェフ)」です。同店では、女性スタッフが中心となり、「ヘルシーさ」「感度」「家庭ではできないひと手間」をキーワードに、オリジナルの惣菜・弁当60種類、サンドイッチ20種類、スイーツや飲料などを含めて約150種類のメニューをラインアップ。商品開発にあたっては、チームMDの手法を採り入れ、「リトルシェフ」のスタッフがフードコンサルタントや食品メーカーと定期的にミーティングを実施するほか、単品管理の手法を活用してお客様のニーズの変化を品揃えやリニューアルに反映しています。また、売れ筋商品を目立たせる陳列方法や商品のアピールポイントを訴求するPOPなど、グループのノウハウを最大限に活用した自主編集売場ならではの工夫で店頭を活性化。売上げを伸ばし続けています。

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