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セブン&アイの挑戦

さらなる利用拡大に向けセブン-イレブンならではの提案を サービスの拠点となるセブン‐イレブンの各店舗ではお客様と接するというリアル店舗の強みを活かして、「オムニ7」の利用拡大を推進しています。

お客様に「オムニ7」の価値や利便性を伝えることが重要

 北九州にあるセブン‐イレブン若松今光店では、3月から「お客様に『オムニ7』の魅力を知ってもらう」取り組みを始めています。松島啓時オーナーの「どうしたら認知してもらえるのだろう、つねにお客様のことを考えてきたセブン‐イレブンであればこそ、本気で取り組まなければ」と決意しての挑戦でした。
 その意欲を後押ししたのは、セブン‐イレブン北九州地区で実施している、毎週セブンプレミアムの一品を重点的に販売するという取り組みです。積極的に試食や声かけすることで、以前は1日に数個しか売れなかった商品が数倍もの売上げとなることがありました。さらに、お客様が「初めて食べたけど、おいしいね」と購入される姿を見て、商品の良さがきちんと伝われば買っていただけることを実感。
 「『オムニ7』も魅力や価値を自分たちがきちんとお客様に伝える必要がある」と考えたのです。

お客様のニーズに合わせた商品を提案

「コーティングの剥げたフライパンを気にしながら使っていたので、オムニ7で手頃な価格で品質の良いフライパンが購入できると教えてもらって、買い替えをその場で決めました」と商品を受け取りに来たお客様。
 この魅力をもっと知ってもらうためには、インパクトのある提案が必要と考えた若松今光店が着目した商品の一つが、フライパンでした。フライパンはどこの家庭でもありますが、買い替え時がわからず、コーティングが剥げたまま使い続けている方は多くいるはずです。

 早速「オムニ7」で調べてみると、イトーヨーカドーを中心に300種類以上のフライパンの扱いがありました。さらに担当OFC(オペレーション フィールド カウンセラー)とともに、近隣のホームセンターなどをまわってフライパン売場を見ると、さまざまな機能や大きさが並び、どれを選んでいいのか迷う状況でした。

 そこで、店長はコーティング加工の違いや特徴について調べ、お客様への声かけのポイントやタイミングなどをまとめたマニュアルを作成して従業員と共有。売場でのPOPや料理雑誌とフライパンのディスプレーでお客様にアピールしました。ご用聞きでお客様のお宅にうかがう際も、タブレット接客端末を持参し、商品のご案内をしました。

 すると「セブン‐イレブンでフライパンが買えるの?」という驚きもあり、お客様の興味を惹きました。反応のあったお客様には、接客端末の画面を使って「何人暮らしでいらっしゃいますか?」「サイズや価格のご要望はありますか?」など、一人ひとりのニーズをうかがいながら最適な商品を提案することで、注文が入るようになりました。さらに、そこでの会話から「玉子焼き器はある?」「すき焼き鍋が欲しいのだけど」など、お客様の新たな要望を引き出し、売上げにつながったケースも少なくありません。取り組みから2週間も経たないうちにフライパンの注文は25本を超え、売上げに大きく貢献するようになりました。

お客様への声かけのフックとなるディスプレーをレジ前に設置。お客様が目を留めたら、「ご存じですか? オムニ7では……」と説明します。

売場に掲示した手書きのPOP。お客様が目を留めたら、ここでもすぐにお声かけ。

「オムニ7」の強みはリアル店舗が拠点であること

「ネットショッピングはしたことがない」というお客様にも、オムニ7のバリエーション豊富な商品から選べる接客端末は、店内だけでなく配達先でも大活躍。

 セブン&アイHLDGS.の品質基準をクリアした幅広いジャンルの商品を、在庫を持たずに販売ができ、かつ商品によっては返品もできる「オムニ7」。そのサービス拠点であるセブン‐イレブンにとっては、お客様と直接会話をすることで商品の価値を伝え、生活シーンに合わせた提案ができるという強みがあります。

 一方、店頭受け取り希望のお客様からは、「仕事帰りに受け取れるので便利」「現金で購入でき、近くのお店で受け取れるのでありがたい」など、手軽さ、安心感が支持に繋がっています。

 ネットとリアル店舗があることで、店舗とお客様双方の利用価値を高める、これこそが他のネットショッピングとの大きな違いでもあります。「オムニ7」の挑戦は、さ らに進化していきます。

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