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セブン&アイの挑戦

2016年5月
グループ経営の強化とさらなる成長を目指して「グループ成長戦略」

 セブン&アイHLDGS.は、2016年2月期連結決算も増収増益となり、5期連続の最高益更新を達成しました。グループでは、昨年11月に「オムニ7」をグランドオープンして、次世代の流通サービスを見据えた「オムニチャネル戦略」を本格的に始動させるなど、新しい取り組みにも積極的に挑戦しています。そして、2016年度のスタートに際し、「グループ成長戦略」を策定。よりいっそう客観性、透明性の高い経営体制のもとで強固な経営基盤を活かしたイノベーションの推進を図り、グループ各社の収益力をさらに高めています。

コーポレートガバナンス機能の充実

 今年3月、コーポレートガバナンス機能の充実を図り、「指名・報酬委員会」および「ポートフォリオ委員会」を設置しました。

 「指名・報酬委員会」は、役員の指名および報酬等の決定に関する手続きの客観性および透明性を確保し、取締役会の監督機能の向上を図る取締役会の任意の諮問委員会です。独立社外取締役を委員長として、委員長を含む独立社外取締役2名、社内取締役2名、オブザーバーとして社外監査役および社内監査役各1名により構成。委員長および委員は取締役会により選定します。

 「ポートフォリオ委員会」は、中長期的な企業価値の向上と持続的な成長の実現に向けてガバナンスの強化を図ります。事業会社の予算および中期計画等の妥当性や進捗状況の確認、資本配分の決定、大型投資案件の精査などを進めていきます。これらの機構を通じて、グループ経営方針と各事業会社の事業計画との連携を強化することで、グループシナジーの拡大、資本効率の向上を図り、健全な財務体質の維持に注力します。

グループ成長戦略

 グループの成長をけん引しているコンビニエンスストア事業への戦略的な投資を軸に、各業態の有する経営資源をいっそう有効に活用することで、グループシナジーを創出していきます。セブン‐イレブンは、お客様ニーズの変化に合わせた自己革新とともに、セブン銀行ATMの導入、グループ各社とともに推進しているセブンプレミアムの展開など、グループシナジーを随時取り入れることで、高度な成長性を実現しています。今後の成長の柱となるオムニチャネル戦略でも、セブン‐イレブン店舗はグループ全体の顧客接点としてますます重要な役割を担います。

 このコンビニエンスストア事業への積極投資により、グループ全体がシナジーを発揮するプラットフォームを構築することで、地域に根ざした生活インフラ機能をさらに強化し、独自の流通サービスを創造していきます。

グループ成長戦略マトリックス コンビニエンスストア事業を中心に各事業会社が得意分野を持ち寄り、シナジーを発揮。
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