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セブン&アイの挑戦

2019年5月

新しい価値を見出す―

進化し続ける「セブンプレミアム」の今。

お客様ニーズに応える“健康商品”を
健康プロジェクト

5つの重点課題 1.高齢化、 人口減少時代の社会インフラの提供 2.商品や店舗を通じた安全・安心の提供 3.商品、原材料、エネルギーのムダのない利用 4.社内外の女性、若者、高齢者の活躍支援 5.お客様、お取引先を巻き込んだエシカルな社会づくりと資源の持続可能性向上 「お客様ニーズに応える“健康商品”を」「国際社会の要請に応える“環境対応”を」

お客様のニーズと社会課題に応える新たな価値創造へ

食の志向(上位2つまで選択) 健康志向45.7%,経済性志向35.3%,簡便化志向29.8%,安全志向18.6%,手作り志向17.8%,国産志向16.6%,美食志向15.5%

出典:日本政策金融公庫「平成30年度上半期消費者動向調査」

 超高齢社会に突入する中、とくに食における「健康志向」はますます大きな関心事となっています。健康を維持・向上するためには、禁煙や減塩などに取り組みながら、筋肉や関節・骨などを強化することが不可欠です。ところが、多くの人々はこうした健康に対する意識を持ちながらも、実際は慣れ親しんだ生活習慣を変えたり運動を始めたりすることは難しいという感覚も持っています。
 セブン&アイHLDGS.は、お客様のニーズにより深く寄り添うとともに、環境問題や社会課題への解決を目指して2014年に「5つの重点課題」を策定しました。グループのプライベートブランド(PB)商品「セブンプレミアム」においても本業を通じた社会課題の解決として、人工添加物を極力使わない商品や塩分を減らした商品、1日に必要な野菜の2分の1が摂れる商品など多岐にわたり提案しています。

ライフスタイルに応じた3つの商品軸を提案

顧客層に対応した主な施策

 今から2年前、当社は、健康関連商品の普及をさらに加速していくために、「セブンプレミアム」の開発部門に「健康プロジェクト」を設置し、約1年間にわたって市場調査を実施しました。その後、健康への配慮がとくに強く求められる「シニア」「子ども」、そして健康を意識しながらも家事にかけられる時間が少ない「働く女性」を主要な顧客層と想定し、栄養成分を「加える」「減らす」「外す」という3つのコンセプトを商品ごとに設定。それぞれの健康維持・向上に対応した取り組みを開始しました。
 これによって、不必要な添加物をどの世代向けでも極力低減・排除するとともに、たとえば骨粗しょう症になりやすい高齢女性や発育盛りの子ども向けの商品にはカルシウムを加え、シニアや女性向けの商品では糖質や脂質を減らすなどの工夫をしています。さらに、働く女性に向けては、必要な栄養成分に加え、手間や時間をかけずにすむ簡便商品の開発にも注力しています。
 商品開発は、加工肉や和惣菜、菓子など50品目からスタートし、店頭での反応などを確認しながら品目を追加変更するなど、柔軟かつ継続的にお客様の健康ニーズに対応しています。

「売場」「表示」を工夫しておいしさや手軽さを訴求

 どんなに健康的な食品を開発しても、それを実際に手に取っていただき、食べて「おいしい」と感じていただかなければ、日々の食生活を通じた健康維持・向上という目的を達成することはできません。一方で、塩分や糖質を抑えたり、なくすといった健康配慮食品に対して、多くのお客様が「味がうすい」「食べごたえ・飲みごたえがない」というマイナスイメージを持つことも事実です。
 そこで、イトーヨーカドーでは、新商品や旬の素材を使った新しい食べ方や料理のアイデアを提案するクッキングサポートコーナーを活用。実際の商品を試食いただき、健康とおいしさを両立させた商品の魅力を訴求しています。
 また、パッケージの裏面に加えて、表面の商品名の近くにも含有されている栄養成分を表示。「食物繊維がレタス1個分」など一般的にもわかりやすい単位で明示しています。

 セブン&アイグループは、これからも「セブンプレミアム」の開発軸の一つとして健康をとらえ、お客様お一人おひとりの志向やライフスタイルに寄り添った健康関連商品を提案していきます。

カルシウムや鉄分を増やした商品。

従来より塩分を減らした漬物。

ひと目でわかりやすいパッケージ。

不必要な人工添加物を極力外した加工肉。

国際社会の要請に応える“環境対応”を
「資材・包材」、そして「原材料」へ

PB商品の全包材を環境配慮型に

 地球環境問題は、人類が解決すべき喫緊の課題です。その解決のためには、世界各国・各地域の環境規制に対応するだけではなく、生活者一人ひとりが身近な問題から自主的・継続的に取り組みを推進することが重要です。
 こうした課題意識のもと、セブン&アイグループは、お客様の生活に身近な衣・食・住の商品を数多く取り扱うPB商品「セブンプレミアム」において、早くから環境配慮の取り組みを実施し、お客様の関心に応えてきました。
 その柱の一つが、環境に配慮した包材の活用です。「セブンプレミアム」は、発売当初から包材の使用量を削減するシンプルなパッケージを追求し、2014年からはチルド飲料の紙容器にセブン‐イレブン記念財団による森林保全プロジェクトである「セブンの森」の間伐材を採用。以来、間伐材だけでなく、消費電力の多いアルミ箔を使用しない新パッケージの採用やリサイクルPETを用いたフィルムラベルの使用、バイオマスインキを用いた印刷方法の採用など、年々、代替容器の素材数とともにアイテム数も増やしてきました。
 また、2016年には、これら取り組みをより計画的に進めていくために、「2019年に全アイテムで環境に配慮した素材(環境素材)を1つ以上取り入れた資材・包材を活用すること」さらに「2030年に全アイテムにおいて環境に配慮した素材をすべて取り入れた資材・包材を活用すること」という目標を掲げ、環境対応の代表的な指標であるCO2排出量の着実な削減に貢献しています。

「セブンプレミアム」の包材における環境対応イメージ

Reduce

バイオマスインキ 印刷するインキに植物由来樹脂を添加

バイオマスフィルム フィルム素材に植物由来樹脂を使用

薄肉化 資源の使用量削減

環境対応ラベル 環境対応インキ、リサイクルPETなどを用いたラベル

Recycle

脱アルミ箔 リサイクル可能な紙パックへ変更

リサイクルPET ペットボトルをリサイクルしたフィルム

Replace

森林認証紙 適切に管理された森林資源を使用した紙

間伐材 森林を健全に保つため間引きした木材を使用した紙

持続可能な原料使用を推進

エシカル消費の意識

出典:消費者庁「『倫理的消費(エシカル消費)』に関する消費者意識調査」

包材だけでなく、商品の原材料もFSC認証取得したものを使用。

 現在、「セブンプレミアム」の取り組みは、地球環境に配慮した包材活用に止まらず、商品そのものの持続可能性の追求へと広がっています。
 昨今、企業の事業活動や商品開発が環境・社会にもたらす影響を見極め、品質やコストと同等以上に商品の購入動機として優先する「エシカル消費(倫理的な消費)」が注目を集めています。こうした傾向は従来、企業間取引において環境に配慮した資材を優先的に調達する「グリーン調達」などで見られましたが、1980年代から2000年代に生まれた、いわゆるミレニアル世代と呼ばれる消費者の間ではそうした価値観が個人にまで広がっており、今や多くの世代に拡大。生活に身近な領域においても「サステナビリティ(持続可能性)」を反映した商品の有無が経営を左右する時代となっています。
 こうした中、セブン&アイグループは商品の原材料の持続可能性を追求した商品開発に注力しています。その代表例が「MSC認証」を取得した適切に管理された持続可能な漁業から調達した水産物です。これら認証取得商品は、2018年の発売以来、多くのお客様から好評を博しています。

 資材・包材に始まり、原材料へ。セブン&アイグループは、これからもお取引先様とともに地球環境に配慮したパッケージ開発・商品開発に注力し、お客様をはじめとしたステークホルダーの皆様と持続可能な豊かさをわかち合っていきます。

オーガニックコットン

3年以上化学剤を使っていない畑で、農薬や化学肥料を一切使用せずに栽培された綿花(オーガニックコットン)を使用し、インナーとして商品化しています。OCS認証を受けた、環境にも人にもやさしいインナーです。

FSC認証®

国際機関FSC(Forest Stewardship Council®、森林管理協議会)の定める、責任ある森林管理や木材加工・流通プロセスの基準に基づき認証されたFSC認証紙を用いて、紙カップ・紙皿・ティッシュなどの商品を開発しています。

MSC認証

MSC認証とは、適切に管理され、環境に配慮した「持続可能な漁業」に認められた認証で、2018年10月から「MSC認証商品」を販売しています。

バイオマスプラスチック

有機物(植物等)由来資源を構成成分に含む、プラスチックのことです。(一社)日本有機資源協会のバイオマスマークはバイオマスプラスチックを一定量以上含んだ製品に付けられます。認定素材を用いて、ストローなどを開発しています。

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