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セブン&アイの挑戦
セブン&アイグループのサステナビリティ

セブン&アイ・ホールディングス 人財育成の取り組み
多様な人財とともに成長する企業へ

2021年8⽉

急速に変化する社会環境に対応し、持続可能な企業として成長し続けるためには、多様な人財を育成し、活躍できる場を提供していくことが必要不可欠です。セブン&アイグループは、グループの教育施設である「伊藤研修センター」を核として、次世代のリーダー育成を推進します。

ヨーカ堂

「伊藤研修センター」の要である史料室。創業当時のヨーカ堂店頭を再現し、時代を経ても揺らぐことのない「商いのこころ」を学ぶことができる象徴的な展示ゾーン。

グループ横断の研修実施 課題解決への取り組み

本取り組みに関するSDGsの目標
本取り組みに関するSDGsの目標

 セブン&アイグループでは、企業価値向上における源は「人財」にあり、さらなる成長のためには「自ら考えて、自ら行動する人財」が不可欠であると考えています。グループの創業理念であり社是である「信頼と誠実」を礎に従業員の育成・教育に取り組むなど、つねに人財に注力し、グループ各社でも、それぞれの事業に適した人財を育成すべく、多様な研修機会を設けてきました。
 今後もお客様や従業員を含めた「人」に注力するため、そして社会・経済に対する価値観の多様化やDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応し、経営戦略と両輪で人財政策を推進していきます。そのために、事業会社の枠を超えたグループの能力開発・人財育成を推進する「人財共育部」を、2020年9月にセブン&アイHLDGS.人事企画本部内に新設しました。
 今後、従業員一人ひとりの能力や生産性の向上を目指し、研修などを通じて成長する機会を新たに拡充していきます。各社と連携することで、グループ従業員がともに学ぶ機会を増やし、個社の垣根を越えた相互成長を目指します。

創業理念を学び、理解しグループの未来をつくる

 多様な業態を展開するセブン&アイグループとして、従業員一人ひとりが創業理念である「信頼と誠実」の精神を、理解することが大切だと考えています。そのために、2012年に開設し、グループ各社が教育施設として活用してきたのが「伊藤研修センター」です。2020年9月には、新たな教育プログラムに対応できるよう大規模な改装を実施しました。
 「研修室」では、講演会やセミナーの開催はもちろん、オンライン教育に対応したWEB研修用機材や研修用タブレット端末を設置。自主学習やテレワークにも使えるライブラリーラウンジを新設するなど、従業員が広く能動的に学べる環境を拡充しました。
 「技能室」には、鮮魚や精肉・青果をはじめ、惣菜や寿司などの調理・加工技術のトレーニングが行える施設を完備。お客様にご満足いただける安全・安心で高品質な商品と売場づくりのスキルを磨き続けます。
 「伊藤研修センター」の主要な施設である「史料室」はさらに内容を拡充。わずか2坪の洋品店から始まったイトーヨーカ堂を祖業とするセブン&アイグループが、世界有数の流通グループとなったあゆみなどを展示。創業期から変わることのない「商いのこころ」を、肌で感じ、学ぶことができる場となっています。
 グループ各社の新入社員が必ずここで学び、その後も訪れるたびに原点に立ち返ることができるのが、この「伊藤研修センター」です。
 また、地域に開かれた研修センターとして、小中学生の体験学習や、大学、海外企業の見学も受け入れています。
 今後も、「伊藤研修センター」を拠点として、「人財共育部」が開発したグループ横断の研修プログラムを実施し、すべての従業員が自律的に学ぶ機会を創出していきます。そして、セブン&アイグループが一体となった取り組みで、経営戦略と連動した人財政策を推進し、次世代を担うリーダーの育成をしていきます。

ライブラリーラウンジ
カフェのような「ライブラリーラウンジ」は、自主学習はもちろん従業員同士のコミュニケーションスペースとして利用可能です。
生鮮食品の技能室
生鮮食品の技能室では、スキルを磨くだけではなく、成果を競うコンテストも開催し、従業員のモチベーションを高めます。
伊藤研修センター