2017年8月 |
2017年6月末現在、セブン‐イレブンは17の国と地域に約6万3000店舗を展開しています。SEIは、この各地域にエリアライセンス権を付与しています(セブン‐イレブン・ジャパンを除く)。運営は現地のエリアライセンシーが主体ですが、「セブン‐イレブン」ブランドのクオリティを高めるためには、海外店舗の質も上げていく必要があります。2012年からは、SEIとセブン‐イレブン・ジャパンが連携して、世界のエリアライセンシーの支援にも努めています。これは、食品を中心とした商品開発力の強化や店舗運営をはじめとした事業インフラの強化などを支援する取り組みで、「ELS(Enhanced Licensee Support)」と呼ぶ支援プログラムを軸として、エリアライセンシーの要望に応えサポートを行います。すでに、シンガポールや香港では、店舗運営、フレッシュフードなどの品質向上に成果をあげています。
既存のエリアライセンシーのサポートとともに、新たな地域への展開にも力を注いでいます。近年では、2015年にUAE(アラブ首長国連邦)のドバイに出店。今年6月にはベトナムでもセブン‐イレブンがオープンしました。このような新たな地域での店舗展開のスタートにあたっても、SEIはセブン‐イレブン・ジャパンとともにエリアライセンシーへの支援を積極的に進めています。
このように既存地域、新規地域の双方の取り組みへの支援体制を確立することで、現在、SEIのグローバルビジネスは、順調に推移しています。今後は、さらに戦略的にグローバルビジネスに取り組むことで、世界規模で「セブン‐イレブン」のブランド価値を高めていく方針です。
6月15日、ベトナムのホーチミン市にセブン‐イレブンの1号店がオープンしました。アジアでも安定した経済成長が見込めるベトナムで、さらなる躍進を図ります。
ベトナムの1号店「サイゴントレードセンター店」は、ホーチミンの中心地にある大型オフィスビルにあります。終日長蛇の列が続き、多くのお客様で賑わいました。オープニングには、デピントSEI社長、現地のエリアライセンシーであるセブンシステムベトナム(SSV)のトゥCEOとともに、日本からも井阪セブン&アイHLDGS.(7&i)社長、古屋セブン‐イレブン・ジャパン(SEJ)社長が出席。期待の高さをもの語るセレモニーとなりました。
店内で盛り付ける弁当や店内でつくりたてを提供するベトナムのサンドイッチ「バインミー」など、地域に根差したフレッシュフードが人気で、プライベートブランド商品「7-Select」も好評でした。両手に袋を抱えたお客様も多く、想定を上回る売上げで推移しています。