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セブン&アイの挑戦

2017年5月

暮らしと社会に「価値の連鎖」を生み出すブランドとして

お客様や社会との共感 価値共創を育むブランドへ

 第三のポイントは「環境配慮」です。この点を、いっそう強化していくことで、「セブンプレミアム」は、社会が今求めている価値を生産者やメーカーさんとともに創造していきます。そして、お客様の日々の暮らしに提供していくことで、高品位な価値連鎖(クオリティチェーン)を社会の中に生み出し、お客様や地域社会をはじめとするあらゆるステークホルダーの皆様との「共通価値の創造(CSV※)」を実現していきます。
 「セブンプレミアム」は、地球規模の課題となっている温暖化ガス削減に向けて、リサイクルPET容器の活用、環境対応ラベルの採用、さらに容器への間伐材の活用やノンアルミパッケージへの変更などといった環境への配慮を商品ごとに進め、2019年度までに全商品に拡大していく方針です。
 また、自然環境への配慮と資源有効活用の視点から、「フレッシュ」の農産物生産にあたっては、土壌の活性化や農薬の削減など栽培への配慮や、たい肥化による廃棄物の削減、洗浄水のリサイクルなどにも配慮しています。その他、「セブンカフェ」では、カップやふた、マドラー、ストローをはじめ、コーヒーフィルターなど、商品提供に関わるさまざまな包材などに、間伐材やバイオマス原料配合素材の使用などを進め、包括的な環境配慮に取り組んでいます。

  • 1 CSV : Creating Shared Valueの略。

グローバル展開も本格的に進めさらなる成長を追求

 第四の「グローバル展開」では、すでに2016年7月からシンガポールのセブン-イレブン360店舗に、菓子類12アイテムの提供をスタート。今年2月には中国(北京)の120店舗での展開も始まり、今年度下期にはシンガポール、中国(広州を除く)、香港の計2000店舗で、菓子、加工食品、雑貨の各部門で「セブンプレミアム」の本格展開を予定しています。これらは、日本に旅行されたお客様の利用が増えるにつれ、自国でも「セブンプレミアム」の商品を買いたいという声に応えたものです。
 ここにご紹介した4点にわたる強化や革新を基盤として、「セブンプレミアム」は今後ますますお客様のニーズにタイムリーにお応えするPBとして成長を追求していきます。年間売上10億円以上の商品を、現在の192アイテムから2020年2月期には300アイテムに拡大すべく、よりいっそう販売力を高め、進化を続けていきます。

新鮮なタマゴを素材にした「厚焼き玉子」を新開発

セブンプレミアム「たまご屋さんの切れてる厚焼き玉子」138円(税込)

 採卵日にパックして、2日以内に店舗にお届け。以前から鮮度の高さで人気の「こだわり新鮮たまご」が新ブランド「セブンプレミアム フレッシュ」に。また、このタマゴを素材にした新しいセブンプレミアム惣菜「たまご屋さんの切れてる厚焼き玉子」も新登場しました。すべての工程で家庭でつくるおいしさにこだわっています。卵液をつくる工程では、通常フィルターを使うためサラサラになってしまいますが、ここでは黄身と白身を混ぜずに時間をかけて流しながらカラを除去しています。焼く直前に自然に混ざるよう、ゆっくり混ぜるのも、白身の粘性を残すための工夫。焼く時も、卵液をかき混ぜて空気を含ませることでふっくらと仕上げています。さらに、通常は冷めてからカットするため食感が硬くなってしまいますが、ここでは温かいままカットして包装するため、やわらかな食感がそのまま。シンプルなメニューだからこそ、十分な手間をかけて差別化を図っています。

全国で350万羽の鶏からセブン&アイグループ専用のタマゴが供給されています。

かき混ぜて空気を巻き込むことでふっくらと仕上がります。

究極のおいしさを求めて「金のハンバーグ」7度目のリニューアル!

セブンプレミアムゴールド「金の直火焼ハンバーグ」398円(税込)

 2010年9月の販売開始以来、ほぼ毎年リニューアルを重ねて進化し続ける「金のハンバーグ」。なぜ、これほど頻繁にリニューアルを行っているのでしょうか。その理由は、「おいしいものほど飽きられるのが早い」から。その言葉の通り、発売と同時にリニューアルに向けた検証が始まります。前回は素材にこだわり、アンガスビーフ100%に変更。今回はさらにジューシーでやわらかな食感を追求しました。ポイントは、最大200度という高温での鉄板焼きと直火焼成です。一気に旨味を閉じ込めることで、外はこんがり、中はふっくらと。さらに焼き立てのハンバーグからにじみ出た旨味のある脂が、仔牛の骨、香味野菜を煮出したコクのあるデミグラスソースに溶け込み、相乗効果でさらにおいしく極上の味に仕上がりました。リニューアルのたびにおいしくなる―セブンプレミアムはつねに究極の味を目指して進化し続けています。

香ばしい焼き目が食欲をそそります。

200度という高温の直火焼きで、表面はこんがり、中はふっくらと焼き上げます。

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