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セブン&アイの挑戦

「成都イトーヨーカ堂」は新たにショッピングセンター運営に進出

卯年にちなみ、各店に大きな縁起ウサギが登場。記念撮影するお客様も多く、好評でした。(写真は春熙店)
正月期間中、各店ともお客様であふれました。三が日の売上げは4店舗で計約13億円と好調なすべり出し。
成都イトーヨーカ堂も、今年は新たな展開に挑戦します。今秋オープンを予定している大型ショッピングセンターは、店舗面積15万m2以上で、そのテナント管理などの運営は成都イトーヨーカ堂が当たります。

成都イトーヨーカ堂は、1997年に1号店をオープン後、現在までに成都市内に4店舗を展開。外資系小売業が数多く出店し、中国内でも小売業激戦地区の成都で、お客様の支持を集めて好業績を維持し、2010年も二桁の売上げ・利益成長が見込まれます。

その好調を支えているのは、オープン以来徹底してきたフレンドリーな接客サービス。「他に真似のできないきめ細かな接客サービスを実現することが、根本的な差別化につながります」と三枝富博董事長兼総経理。

「接客」という考え方が浸透していなかった中国で、現地スタッフによるきめ細かな接客を実現するため、成都イトーヨーカ堂は「徹底した教育と積極的な登用」でモチベーションを高め、お客様に喜んでいただくことが、会社や一人ひとりの成長につながるという考え方を貫いてきました。今年1月からは全店舗の運営を中国人スタッフに任せ、日本人スタッフはサポートに回る体制を確立。さらに決裁権限のある役職にも、中国人スタッフが就任しています。

また、店舗の基盤となるテナントは、3~6カ月契約を基本に、つねに人気テナントを揃えるとともに、各テナントが競い合って集客力、販売力を高める体制を確立。こうした接客サービス、人材育成、テナントミックスのノウハウを、新たなショッピングセンター運営に注ぎ込むことで、成都イトーヨーカ堂は、さらなる成長を目指していきます。

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