その根っこやへた、
捨てるのちょっと待った!
リボーンベジタブルを育てよう
対象学年(目安):
小学3~4年生、小学5~6年生、中学生
制作日数(目安):2~3週間
ふだんは捨ててしまう野菜のへたやくき、根などを家庭でもう一度育てられるって知ってる?
「リボーンベジタブル(再生野菜)」といって、食品ロスを減らすことにつながるよ。おいしい野菜の生命力を感じながら、育ててみよう。
豆苗の根からリボーン
ほとんどの野菜は、リボーンベジタブルとして育てることができる。中でも豆苗は、育てやすく、成長が速いから挑戦しがいがあるよ。成長する様子を観察日記に記録しておこう。
用意するもの
豆苗(調理に使って残った部分)、容器(豆苗のパッケージ、保存容器、ペットボトルを切ったものなど)、水(水道水でよい)、観察日記用のノートなど、筆記用具
基本のやり方
注意:ほうちょうを使うときはけがをしないように気をつけよう。
1 豆苗の食べる部分を切ろう。わき芽(くきの根本近くから出る芽)より上で切ろう。
食べる部分は調理に使ってね。
2 調理しない部分を容器に入れ、豆が水につからない高さまで水を入れよう。
直射日光をさけ、日当たりのよい場所に置こう。
水は1日1回、毎日取りかえてね。
3 成長する様子を観察しよう。写真をとったり、イラストをかいたりして記録しておくと、最後にまとめやすいよ。
4 10日ほどでもとのようにリボーンするよ。
注意
- 直射日光の当たらない、日当たりのよい場所に置こう。
- 小さい子の手の届かない場所に置こう。
- 水は、全体がつからないよう、少なめにしよう。
- 1日に1回、水を取りかえよう。
- 容器がよごれたら、豆苗を取り出して、容器をきれいに洗おう。
- カビが生えたら捨てよう。
- 成長した豆苗を食べてよいかどうかは、おうちの人に聞こう。
【ほかの野菜でも試してみよう】
ねぎ
容器にスポンジを入れ、その間にねぎをはさみ、水を入れる。ガラスびんなどに、縦に入れてもよい。
小松菜
容器にスポンジを入れ、その間に小松菜の根をはさみ、水を入れる。
にんじん
調理に使わないへたを、浅めの皿に置き、水を入れる。
だいこん
調理に使わないへたを、浅めの皿に置き、水を入れる。
まとめ方
野菜の調理しない部分を育てて、成長の様子を観察日記にまとめよう。何種類かの野菜を育てて、成長の速さなどのちがいを調べてもよい。また、条件を変えて育てて、どのようなちがいがあるかを比べてもおもしろいよ。リボーンさせるために根っこを使う野菜と、へたを使う野菜のちがいや共通点を探してみるのもいいね。
【発展】1 成長の様子を比べよう
リボーンベジタブルを育てる条件を変えて、成長の様子を比べてみよう。
日当たりのよくない場所に置くとどうなるかな。
片方の日当たりを悪くする。(箱をかぶせるなど)。
水の温度を低くするとどうなるかな。
片方には、冷蔵庫で冷やした水を入れる。
日が当たる方向をかえるとどうなるか。
一方向だけから光が当たるようにする。
【発展】2 食品ロスを減らす取り組みを調べよう
まだ食べられる食品を捨ててしまう食品ロスが問題になっている。セブン-イレブンやイトーヨーカドーでも、食品ロスを減らすために、いろいろな取り組みをしているよ。どのような取り組みをしているか、調べてみよう。また、自分たちにでもできることを考えてみよう。
1 スムージーに、使えなかったものを使う
セブン-イレブンで売っているスムージーには、見た目の問題だけで販売できなかった野菜や果物なども使われているよ。新鮮さやおいしさ、栄養は十分なうえ、これまでは使えなかったものを使うことで、食品ロスを減らすことにもつながっているんだ。
2 食材をむだなく使う
サラダチキンの商品をつくるときに、どうしても出てしまう小さな切れはしがあるよ。セブン-イレブンやイトーヨーカドーでは、むだなく素材を活用する新しい形の商品を開発しているよ。
サラダチキンでは量が多いと感じる人向けに開発したのが「サラダチキンバー」で、大きなかたまりよりもトッピングなどに使いやすいように開発したのが「ほぐしサラダチキン」という人気商品なんだよ。
※2025年6月27日時点の情報です。
※店舗によって扱いがない場合がございます。
※パッケージが変更になる場合がございます。
こうした取り組みをマンガなど、楽しみながら学べるコンテンツにして発信しているよ。
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