水に浮かべてびっくり!
ひとりでに進むふしぎなボート
コンビニやスーパーで売っているお弁当や麺類容器のふたなどの透明なプラスチックの板でボートを作って、水に浮かべてみよう。ワークシートを印刷して使うと便利だよ。
歯磨き粉を燃料にすると、すいすい進む!いろんな燃料を使って、進み方を実験してみよう!
用意するもの
- お弁当や麺類容器のふたなどの透明なプラスチックの板(軽いもの)
- 油性ペン(好きな色を用意してね)
- 両面テープ
- スポイト
- 洗面器
- はさみ
- 定規
- ティッシュペーパー
- 工作マットか新聞紙
- 水
- 台所用洗剤
- 醤油
- お茶
- ジュース
- 歯磨き粉
実験方法
燃料の数だけボートをつくる
1
お弁当容器のふたなど透明なプラスチックの板から、縦横70mmくらいの板を切り出す。
注意:はさみを使うときは、怪我をしないように気をつけよう。また、板のはしで指などを傷つけないようにしよう。
2
プラスチックの板を、右下の図にのせて、油性ペンで線をなぞる。
切り取り線にそってはさみで切り取り、谷折り線で折り曲げる。
3
ティッシュペーパーを縦横20mmの大きさに切って、画像のように折る。
4
写真の位置に両面テープを貼って、ティッシュペーパーをつける。
燃料をつけて走らせる
1
台所用洗剤、醤油、お茶、ジュース、歯磨き粉から燃料を選ぶ。
2
工作マットや新聞紙の上にボートを置いて、選んだ燃料をティッシュペーパーにつける。
3
洗面器に水を入れて、ボートを水面にそっと浮かべると、ボートがすいすい進むよ!
どの燃料を使ったときが一番勢いよく進むかな?また、長く進む燃料はどれかな?試してみよう。
※進まなくなったり、別の燃料にするときは水を取りかえよう。
注意:周りが濡れたり汚れたりしてもいい場所で実験しよう。
発展
左のうずまき形を、基本のボートと同じように作って、水に浮かべてみよう。どんな動きをするかな?
どうして、歯磨き粉で進むの?
できたボートの写真を撮るかスケッチして貼り、速さや進んだ距離など、気づいたことを書きこんでおこう。どの燃料でボートがどんな進み方をするか、わかったことを、なぜそうなるのか調べてまとめよう。
まとめかた
できたボートの写真を撮るかスケッチして貼り、速さや進んだ距離など、気づいたことを書きこんでおこう。どの燃料でボートがどんな進み方をするか、わかったことを、なぜそうなるのか調べてまとめよう。
どうして、歯磨き粉で進むの?
水の表面は、「表面張力」という力で引き合っている。この力でボートは進むよ。
コップの口まで水を注いでも丸くなってなかなかこぼれないのも、水の表面が引き合っているからだよ。
ボートに貼ったティッシュペーパーから、歯磨き粉やお茶、ジュースが水に混ざると、その部分の水の表面張力だけ小さくなる。ボートを後ろに引っぱる力が小さくなって、ボートは前に進む。燃料が水に混ざりきると、ボートは止まる。
実験をするときの注意
実験をする前に必ずおうちの方といっしょに読んでね。
- 実験は、必ずおうちの人といっしょにしよう。
- 実験前にこの実験のしかたをしっかり読んで、間違った手順で行わないようにしよう。
- 実験に使う材料は、おうちの人に用意してもらうこと。
- はさみを使うときは、怪我をしないように気をつけよう。無理なときはおうちの人にやってもらうこと。
- 実験のあとは、おうちの人といっしょにしっかり後片付けをし、小さい子どもの手が届かないところにしまうこと。
プラスチック容器にまつわる工夫を知ろう!
お弁当や麺類の容器以外にも、冷たい飲みもののカップなど、さまざまなところでプラスチック容器は使われているけれど、環境への影響や負担を少なくするために、使うプラスチックの量を減らす努力をしている企業がたくさんあるんだ。
例えばセブン&アイグループでは、飲料カップのふたの素材の一部を、環境にやさしいものに変えて、年間17.4トンのプラスチック量を減らしているよ。
セブン&アイグループの
プラスチックを減らす取り
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