すごいぞ太陽パワー!
ペットボトル温水器をつくろう
普段キッチンやお風呂で使うお湯は、ガスや電気のエネルギーで水を温めていることがほとんど。
でも、身近な自然のエネルギーを利用して水を温める方法もあるよ。たとえば「太陽」。
太陽のエネルギーを利用した「ペットボトル温水器」をつくってみよう!
用意するもの
- ペットボトル
- アクリル絵の具(黒)
- 筆と水入れ
- アルミはく
- 温度計(デジタル温度計でも可)
- ダンボール
- 粘着テープやセロハンテープ
- 軍手
- 時計
ペットボトル温水器の実験におすすめは2Lの容量の大きいペットボトルだよ!
参考にしてみてね!
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※画像はイメージです
7プレミアム 天然水 2L
以下は、発展に必要なもの
- 気泡緩衝材
- タオル
- 輪ゴム
- アルミはく
基本的なやり方
準備
4本のうち2本のペットボトルをアクリル絵の具で黒く塗る。
注意:下に新聞紙やダンボールなどを敷いて、机が汚れないように注意する。
4つのうち2つのダンボールの内側にアルミはくを敷く。
1
それぞれのペットボトルに水を入れる。水はどのペットボトルにも同じ量入れるようにしよう。
2
ペットボトルを太陽の光に当てる前に、すべてのペットボトルの水の温度をはかっておく。
【温度のはかり方】温度計の先がペットボトルにふれないようにする。温度計の中の液体が上がりきるまで少し待つ。目盛りは、正面から見て読もう。
3
①そのままのダンボール+透明なペットボトル
②そのままのダンボール+黒く塗ったペットボトル
③アルミはくを敷いたダンボール+透明なペットボトル
④アルミはくを敷いたダンボール+黒く塗ったペットボトル
という4つの組み合わせをつくる。これを太陽の光がよく当たる場所に並べる(太陽の光がよく当たるように箱の角度を調整する)。15分ごとに水の温度をはかって記録しながら、1~2時間ほど観察してみよう! 中の水の温度はどうなるかな?
注意:ペットボトルがとても熱くなっている可能性があるから、実験中にペットボトルをさわるときは軍手をしよう。
2時間後——
2時間後、ダンボールの箱から水の入ったペットボトルを出して、温度計で中の水の温度をはかると……。 結果は実際に実験して確かめてみよう!
注意:ペットボトルの中の水がとても熱くなっていることがあるから直接手でふれないように注意する。
まとめ方
15分ごとに水の温度をはかって記録しながら、ダンボールとペットボトルの組み合わせごとに温度の変化を表やグラフにしてみよう。
発展
温めた水を冷めにくくする工夫を考えよう!
ペットボトル温水器で温めた水を有効的に利用するために、今度は冷めにくくする工夫を考えてみよう。たとえば、壊れやすい荷物を送るときに使う気泡緩衝材でくるんでみるとどうだろう?
ほかには、どんな工夫が考えられるかな?いろいろ試してみてね。
そして、温めたときと同じように定期的に温度をはかって記録してみよう。
2つの実験を通じて、太陽のエネルギーを利用して効率よく水を温め、冷まさない方法を探し出そう!
実験をするときの注意
実験をする前に必ずおうちの方といっしょに読んでね。
- 実験は、必ずおうちの人といっしょにしよう。
- 実験前にこの実験のしかたをしっかり読んで、間違った手順で行わないようにしよう。
- 実験に使う材料は、おうちの人に用意してもらうこと。
- 実験中のペットボトルや中の水は熱くなっている可能性があるから、直接さわらないこと。
- はさみを使うときは、怪我をしないように気をつけよう。無理なときはおうちの人にやってもらうこと。
- 実験のあとは、おうちの人といっしょにしっかり後片付けをし、小さい子どもの手が届かないところにしまうこと。
太陽のエネルギーは「温める」だけじゃない!
太陽のエネルギーは、環境への負荷が少ない「再生可能エネルギー」として注目されているよ。今回実験で確かめた「温める」以外にも、いろいろな活用方法があるんだ。たとえば、「太陽光発電」。太陽のエネルギーを発電パネルによって電気に変えるんだ。セブン&アイグループでは9,000店舗以上(※)に太陽光発電パネルを設置し、発電した電気を店舗で使う「自産自消」の取り組みを行っているよ。
※2024年7月末時点
セブン&アイグループの太陽光を使った再生可能エネルギーや
省エネの取り組みをもっと調べてみよう!