ホーム サステナビリティ 明日にいいこと。つなげる、つづける。 「7つの重点課題」活動レポート 食べものを捨てない社会に向けて。 『mottECO FESTA 2024』開幕!

「7つの重点課題」活動レポート

2024.8.23

  • 課題3
  • 課題7
  • 食品ロス・食品リサイクル対策

食べものを捨てない社会に向けて。
「mottECO FESTA 2024」開幕!

mottECO(モッテコ)は、お店で食べ残してしまった料理を専用の容器に入れ、お客様自身の責任においてお持ち帰りいただく取り組みです。その普及と啓発を目指すイベントである『mottECO FESTA 2024』が、2024年7月29日に開催されました。
イベントを主催するのは、mottECO普及コンソーシアムという団体。今から2年前にデニーズ、ロイヤルホスト、和食さと、日本ホテルの4社で設立され、2024年現在では21の企業・自治体・大学が参加しています。この団体の代表を務める株式会社セブン&アイ・フードシステムズの中上冨之さんに、イベントの内容やmottECOの活動にかける想いをお聞きしました。

目指したのは、“本気”と“熱気”が伝わるイベント。

『mottECO FESTA 2024』では、40を超える企業・団体・関係省庁が会場に集まり、講演、パネルディスカッション、ブース展示などを通じて、食品ロス削減に取り組むことの重要性や最新の活動事例を発信しました。さらに、体験型の企画としてプロの料理人が作る“もったいないメニュー”の試食会も行われました。開催を振り返り、中上さんは「食品ロスに対する世間の関心の高まりを肌で感じられるイベントになった」と話します。
「実際に来ていただくと、食べ残しや食品廃棄物の問題に社会全体が本気で取り組んでいることが会場の熱気で伝わってくると思うんです。情報を見聞きするだけでなく、こうしたイベントに足を運ぶとことで、多くの方々にこの問題を自分ごと化していただきたい。そして、解決に向けた取り組みにぜひご参加いただきたいと願っています。」
事業者の力だけで、食品ロスを減らすことはできない。お客様にも食べ残しを出さない行動を起こしてもらうことで、初めてそれが実現できる。だからこそ、「取り組みをたくさんの人に循環させることが大切」と中上さんは語っていました。

あなたの身近なお店でも。広がるmottECOの輪。

mottECO は2021年にデニーズとロイヤルホストで導入が始まり、2023年度末には全国1,095カ所の飲食店やホテルで実践されるまでになりました。導入する店舗が増えたことで、2021年度では年間9.4tだった食べ残しによる食品廃棄の削減量も2023年度には年間72.6tまで増加。mottECOの取り組みは、着実に世の中へ広まっています。この活動の意義や目標について中上さんにお聞きすると、次のように答えてくれました。
「私たちが目指すのは、誰もが食べ残さない社会です。mottECOの取り組みも“食べ残しの持ち帰り”を推奨しているわけではありません。推奨しているのはあくまで“食べ切ること”です。それでも、注文した料理がどうしても食べ切れなかった時に、お客様ご自身の責任で持ち帰り、ご自宅で最後の一口まで召し上がっていただく。それが当たり前の世の中になるように、この取り組みを広めていきたいです。」
mottECOの導入店舗は現在も拡大中。この取り組みを通じた食品ロスの削減に、皆様もぜひご協力ください。

新着コンテンツ

課題3の記事を絞り込む

いつもの暮らしの行動ひとつが、地球の未来に繋がっています。
できることからひとつずつ変えていく『GREENCHALLENGE2050』。