ホーム サステナビリティ 明日にいいこと。つなげる、つづける。 「7つの重点課題」活動レポート 【セブン‐イレブン】地域の食材をムダなく活用!宮城県産「古川なす」のミートソースグラタン

「7つの重点課題」活動レポート

2023.9.8

  • 課題3
  • 課題7

【セブン‐イレブン】地域の食材をムダなく活用!宮城県産「古川なす」のミートソースグラタン

消費者のフードロスに対する関心が高まる中、セブン‐イレブン・ジャパン(以下、セブン‐イレブン)では、大きさや色形の問題で規格外となってしまう農作物をムダにせず、商品づくりに活用することで廃棄ロスの削減に取り組んでいます。この度、新たに完成したのは宮城県のブランドなすを使った「古川なすとミートソースのグラタン」。2023年10月以降に、東北エリアのセブン‐イレブンで販売を行う予定です。環境への配慮だけでなく、生産者の皆様や地域活性につながる新商品について、詳しくご紹介いたします。

地域ブランドを、地域と共に支える新商品の開発。

セブン‐イレブンでは、以前より地域ならではの食材に光を当て、それを活用した商品開発を通して地域の活性化に取り組んでいます。そして今回、私たちが着目したのが宮城県内一の生産量を誇るとされるブランドなす「古川なす」です。

古川なすは、色つやの美しさと、肉厚で歯応えのある食感やジューシーさが魅力の野菜。JA古川では厳しい出荷規格のもとブランド化し、品質管理に重点を置いた生産がされています。しかし、ブランド野菜であることから出荷基準が非常に厳しく、また植物としても生育が良いため、天候によっては1日で3cm程度も大きくなり、育ち過ぎが原因で規格外となってしまうことも。
そんな規格外となってしまった古川なすをムダにせず有効活用することで、生産者の皆様の応援につなげたい。地域の野菜を地域で大切に消費することで、その魅力をもっと地域へ広げていきたい。私たちが思い描いたのは“地域のブランドを、地域の皆様で支え・育てる商品”。それが『古川なすとミートソースのグラタン』です。

「古川なすっておいしい」を、地域の皆様と再発見。

今回開発したのは、古川なすのおいしさを地域の方に再発見していただける商品。ホワイトソースのコク、ミートソースの旨み、トマトの酸味でメリハリをつけ飽きのこない味わいに。大きめにカットしたなすがソースに負けず、しっかりと素材そのもののおいしさを楽しむことができるグラタンに仕上げました。
『古川なすとミートソースのグラタン』は、青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県のセブン‐イレブンにて23年10月頃より販売を予定しております。

地産地消から地域の活性、そして環境負荷の低減へ。

ご紹介した古川なすの地産地消の取り組みがスタートしたのは2022年のこと。今回開発した『古川なすとミートソースのグラタン』の他にも、規格外の古川なすを活用した商品の販売を行ってきました。その結果、加工用として出荷される規格外なすの量は約10トンから約18.5トンに増加。加えて、今年の作付け面積が昨年比126%※にまで拡大しました。古川なすそのものの生産量の拡大にもつながったことで、生産者の皆様に大変喜ばれています。※2022年度の作付け面積と比較

しかも、地域へのメリットは他にもあります。販売エリア内で食品の生産から製造・販売・消費までを完結させることから生まれる、地域経済の好循環。さらに地域経済だけでなく、食品の輸送に伴う環境負荷の低減につながることなどが挙げられます。セブン‐イレブンでは、これからも地域の食に光を当て、環境に配慮した持続可能な地域社会の実現に取り組んでまいります。

セブン‐イレブン・ジャパン
商品本部
地区MD統括部
東北地区マーチャンダイザー

近江 勇斗​

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