「7つの重点課題」活動レポート

2023.9.8

  • 課題2
  • 課題3

鶏の健康・環境にこだわった安全・安心なたまご

・セブンプレミアムフレッシュ
  昔ながらの平飼いたまご

・298円(税込321円)

開発者のサステナビリティの想いをご紹介

イトーヨーカドー
マルシェ部
精肉担当マーチャンダイザー 前田 将男

――商品開発の経緯・開発した理由

店舗へご来店いただくお客様の中で「平飼いたまご※1」を希望される方、また、「安全・安心」、「おいしさ」だけでなく、どんな環境で鶏が育てられているかを気にされる方が増えています。そこで、『鶏の育てられる環境にも配慮し、おいしくて、安全・安心な卵をお客様に何としても提供したい』と思い、この商品を開発しました。
おいしいたまごには、親鳥の健康が欠かせません。親鳥が自由に動き回り、丈夫に育ってもらうために、昔ながらの「平飼い」という飼育方法を選択し、たまご農家さんと協力しあうことで、鶏の飼育環境から毎日鶏が食べる飼料、そしてたまごのおいしさと黄身の色にまでこだわった商品ができました。

――商品開発において苦労したこと

平飼いたまごを生産するにあたり、まず苦労したのは、「飼育環境」を整備できるたまご農家さんを探すことです。
親鳥が動き回れる環境(鶏舎)を作っていただくためには、経費がかかるので一緒に開発にご協力いただけるたまご農家さんを探すことが一番苦労しました。
生産効率よりも鶏の健康とたまごのおいしさを重視しているため、1日あたりの生産数も限られてくる商品になりますが、継続した取り組みになるようにたまご農家さんと一緒に頑張っていきます。

――商品を通じたサステナビリティへの想い

この「昔ながらの平飼いたまご」の農場では、安全・安心の目印である「JGAP認証」を取得しております。安心してたまごを食べれることだけでなく、親鳥がストレスなく飼育されていること・気持ちよく働ける労働環境であること・環境に配慮した取り組みを行っているなど、鶏にも人にも地球にも優しい、未来へつながる生産をしてくださっているたまご農家さんとなります。
これからもできるだけ多くのお客様に手に取っていただけるように、安全・安心なたまごを届けたいと思っています。
まだまだ、日本のたまごの生産を取り巻く環境は、アニマルウェルフェア※2の観点からみても遅れている実態があります。鶏の健康に配慮した、「安全・安心」と「おいしさ」にこだわったたまごを継続して提供し続けるように取り組んでいきたいと思います。

※1平飼い(ひらがい)とは、ケージを積み上げて飼うケージ飼いに対して、「平ら」に「飼う」という意味で、鶏を地面に放して飼う養鶏法のことです。
※2家畜を快適な環境下で飼養することにより、家畜のストレスや疾病を減らすことが重要であり、結果として、生産性の向上や安全な畜産物の生産にもつながること。
(農林水産省HP参照)https://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/animal_welfare.html

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