ホーム サステナビリティ 明日にいいこと。つなげる、つづける。 「7つの重点課題」活動レポート 【セブン&アイ・クリエイトリンク】親子で楽しくSDGsを学べるWEBサイト「みらいたうん」の取り組み

「7つの重点課題」活動レポート

2023.6.9

  • 課題1
  • 課題6

【セブン&アイ・クリエイトリンク】親子で楽しくSDGsを学べるWEBサイト「みらいたうん」の取り組み

アリオなどの商業施設を運営するセブン&アイ・クリエイトリンクは、SDGsをテーマにした親子向けWEBサイト「みらいたうん」を2022年より展開しています。
この「みらいたうん」が開設された経緯や今後の展望について、WEBサイトの制作を担当しているセブン&アイ・クリエイトリンクDX推進部の佐野 いずみさんにお話を伺いました。

Chapter 1

子育て世代のお客様と、新しい接点を。

「みらいたうん」の公開がスタートしたのは、2022年3月のこと。このサイトの開設に至った背景を、セブン&アイ・クリエイトリンクの佐野さんは次のように語ります。
「私たちが運営するアリオなどの大型商業施設には、子育て世代のお客様が数多くご来店されています。こうしたお客様との接点を店舗だけでなくご自宅にも増やしたいという想いで、お子様でも分かりやすくSDGsを学ぶことが出来るWEBサイトを開設しようと考えました。」
私たちが地球で暮らし続けられる“持続可能な世界”を実現するために進むべき道が示されたSDGs。日々の生活の中でも、この言葉を聞く機会が非常に増えてきています。そんなSDGsを子育て世代の皆様に興味を持って学んでいただく場として、「みらいたうん」は立ち上がったのです。

Chapter 2

“何度も訪れたくなるサイト”にするために。

「みらいたうん」には、“SDGs 17の目標”をモチーフにしてつくられた17のゆかいなキャラクターが登場します。キャラクターには異なる性格や特徴が設定されており、それぞれのキャラクターを通じて17の目標の意味を子どもたちが楽しく学べるように工夫されています。

また、「みらいたうん」を親子で継続して楽しめるサイトにするために、17のキャラクターが登場する「SDGsえほん」「SDGsアニメ」や「パズルゲーム」などのメインコンテンツを毎月1日に更新しているそう。こうしたコンテンツをつくり続ける上で意識している点を、佐野さんは次のように話してくれました。
「今はSDGsの基本的な知識を学校等で教わる機会も増えているはずなので、“学んでもらうこと”よりも“気づいてもらうこと”を念頭に入れたコンテンツ制作を常に心がけています。例えば「海にゴミを捨てない」「使わない電気はこまめに消す」などは分かりやすい環境に対する持続可能なアクションではありますが、それをストレートに伝えるのではなく、短いえほんの中でキャラクターたちが奮闘する姿や失敗する姿を見せることで「なぜだめなのか」に気づいたり、視点が変わるきっかけにしたいと考えています。」

えほんの例

子どもたちにとってわかりやすいだけでなく、「SDGsってこういうことから考えるんだ」や「こんなこともSDGsにつながるんだ」という気づきや発見にもつながる。そんなコンテンツを発信し続けることで、「みらいたうん」を“何度も訪れたくなる楽しいサイト”にしていきたいと佐野さんは語ります。

Chapter 3

「みらいたうん」をリアルの世界へ。

2023年3月から、「みらいたうん」の新たな試みがスタートしました。これまではWEB上でのみ展開していた「みらいたうん」がデジタルの世界を飛び出し、「みらいたうんSDGsブック」としてリアルの世界に登場したのです。
この冊子には、「みらいたうん」の紹介やSDGsを楽しく学べるクイズ、WEBサイトで毎月更新されているえほんの第1話などを収録。巻末には小さいお子様でも気軽に挑戦できるぬりえも掲載し、さまざまな年齢の方が楽しめる内容となっています。
「みらいたうんSDGsブック」は、全国のアリオ・グランツリー・プライムツリー・セブンパーク各店で実施されるイベントに合わせて配布されています。お近くの店舗で冊子が配られていた際は、ぜひお手に取ってご覧ください。

「みらいたうん」をリアルの世界に登場させる取り組みは、SDGsブックだけではありません。全国のアリオの施設内で「みらいたうん」をアニメーションで紹介し、親子連れで来店されたお客様がSDGsに興味を抱くきっかけをつくる試みも始めています。

コロナ禍から少しずつ日常が戻り、お客様にお店へ足を運んでいただく機会が増えてきた今だからこそ、デジタルとリアルをつなぎ合わせることで「みらいたうん」とお客様の接点をより拡大していく。そうすることで、未来を担う子どもたちにSDGsを広め、“持続可能な世界”の実現に少しでも貢献したいと佐野さんは話してくれました。

関連情報

セブン&アイ・クリエイトリンク
DX推進部

佐野 いずみ

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