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セブン&アイの挑戦
セブン‐イレブン記念財団設立30周年

人、そして地域社会とともに
次世代に豊かな「未来をつなぐ」

2024年2⽉

セブン‐イレブン記念財団ロゴ

セブン‐イレブン記念財団は、2023年11月20日、設立30周年を迎えました。その活動の特徴や、未来に向けた展望をお伝えします。

加盟店と本部が一体になってスタート

山本理事長
セブン‐イレブン記念財団
理事長 山本 憲司(セブン‐イレブン豊洲店オーナー)

 1993年、セブン‐イレブン・ジャパン創立20周年記念事業として、加盟店と本部が一体となってセブン‐イレブン記念財団の前身となる「セブン‐イレブンみどりの基金」を設立しました。当時、セブン‐イレブンは全国に約5300店舗を展開していましたが、一部の加盟店から、「商売だけではなく、地域のために社会貢献活動をしたい」という声が自発的にあがってきたことがきっかけでした。
 1990年代はCO2による地球温暖化の問題や、海洋汚染や森林伐採といった環境破壊が身近な問題として認識されるようになってきました。また、セブン‐イレブンにおいても店舗数の増加とともにごみ問題などへの対応がより必要だと考えられるようになっていました。そうした状況をふまえ、「環境」をテーマにした社会貢献活動に的を絞って活動をスタートしました。
 当初は模索しながらの活動でしたが、2001年に環境市民団体への助成制度を開始するなど活動領域が広がり、お預かりする資金も大きくなっていく中で、2010年、一般財団法人セブン‐イレブン記念財団へと組織を改めました。財団にしたことで社会的な認知度が上がり、透明性、公平性を確立させながら、活動を継続する責任も増しています。

「セブンの森」づくり
セブンの森づくり対象地域

「セブンの森」づくり19カ所
面積1,774.4ha(2006年から2023年7月末日までの合計)

 四季折々の美しい自然や貴重な生態系を次世代に引き継ぐため、産官学民が連携した地域一体型の森づくり「セブンの森」活動を2006年から進めています。豊かな自然を次世代につなげることを目指し、2023年7月末には、セブンの森は全国に19カ所、面積は1,774.4haまで広がっています。

資金提供だけでなく体も動かす活動

植林活動

 セブン‐イレブン記念財団の活動の柱は、「環境」をテーマにした社会貢献活動です。環境市民活動支援事業、自然環境保護・保全事業、災害復興支援事業、広報事業の4つの事業領域を設け、活動を続けてきました。
 活動の原資となるのは、全国のセブン‐イレブン店頭に置いた募金箱に寄せられたお客様からの募金であり、2022年度までに累計募金額は92億2268万円にのぼりました。これに「マッチングギフト制度」※によるセブン‐イレブン本部からの寄付金と、個人や企業・団体からの寄付金を合わせたものが活動に充てられます。
※前年度にお客様から寄せられた店頭募金総額に応じて、セブン‐イレブン本部が上乗せして寄付金を拠出する仕組み

清掃活動

 環境市民活動助成の対象となる団体や活動は北海道から沖縄まで全国におよび、その内容も多種多様です。その中で、10年後、20年後に地域の自然環境やそこにお住まいの方々のニーズに合わせた植樹などを行い、森をつくる自主事業の「セブンの森」「セブンの海の森」は、近くにセブン‐イレブンの店舗があるかどうかを基準にはせず、これまでに21都道府県の30カ所で協定を締結し、現在も19カ所で地域の皆様と活動を続けています。
 セブン‐イレブン記念財団の特徴は、資金を提供するだけではなく、現地で一緒に体も動かす点にあります。「セブンの森」「セブンの海の森」づくりでは、地元のセブン‐イレブン加盟店、本部の社員、そして地域住民や支援団体、行政の皆さんと一緒に現地で活動を行い、ともに汗を流しています。

地域に根差した社会貢献を通じて豊かな自然を「未来につなぐ」

緑化活動

 セブン‐イレブン記念財団はこの30年、活動内容の質を追求し続けながら基盤を固め、今後の進むべき道が明確になってきました。今後の目標としては、まず「セブンの森」「セブンの海の森」を47都道府県すべてにつくることです。加盟店と本部が体を動かしながら、皆様と一緒にそのエリアの環境を守る活動をさらに活性化させていきます。また、近年増加する大規模災害においても、店頭でお預かりした義援金をいち早く被災地にお届けできるような仕組みづくりにも着手しています。災害発生時に真っ先に動くボランティアの方々を組織する非営利団体と協定を結び、初動で「人」がスムーズに活動に赴けるように「資金」を提供できる支援を行えるようにしました。
 これからも日本の美しい自然を次世代につなげていくために、さまざまな団体と協力して地域に根差した社会貢献活動を進めてまいります。

設30周年
セブン‐イレブン記念財団
設立30周年記念ロゴとスローガン

 財団の設立30周年を記念して新たに作成したロゴは、豊かな未来をつくっていく象徴として「バトン」をモチーフにデザインしました。人から人へと想いがつながる様子や新しいアクションが生まれる期待感を表現しています。また、人や街に寄り添い、よりよい未来をつくっていきたいという想いを「未来へつなごう」というスローガンに込めました。