SEVEN-ELEVEN HAWAII, INC.

 SEVEN-ELEVEN HAWAII, INC.(以下SEH)は、「近くて便利なお店」という会社としての方向性を後押しするとともに、企業文化の形成、企業としての価値観をより強固なものにするために、2016年3月に「Our Promise(私たちの約束)」を追加しました。

「Our Promise」は以下の3つの価値観から構成されています。

  1. 1お客様・お取引先様・従業員に笑顔をもたらす
  2. 2チーム一丸となって目標を達成する
  3. 3さらなる高みを目指す

 この「Our Promise」は、SEHが地域社会・お取引先様・従業員のためのビジネスであることを定義しており、この価値観の実践は従業員の行動の礎となっています。 また、「Our Promise」を推進するために優秀な従業員を評価する活動にも取り組んでいます。これは、全従業員へ3つの価値観を実践している個人を推薦するよう奨励し、選出された従業員にピンバッジと賞与を贈呈するというもので、社内報と社員限定のFacebookページで紹介しています。

地域社会との共生

 SEHは良き企業市民として、NPOや学校の活動および教育・福祉・健康に関する取り組みを支援しています。2024年度は、お客様・店舗・従業員・会社からの募金、物資支援、ボランティア活動などを通じて、50を超える団体に対し、金額に換算して約83,313ドル相当を支援しました。

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店頭募金活動を通じてNPOを支援

 SEHは開店以来、地域貢献活動を展開しているさまざまなNPOを支援する店頭募金を実施しています。ハワイを拠点に、健康、安全、教育などの分野で活動しているNPOを毎月調査し、寄付先の団体を選定しています。

 2024年度は、「Your Neighborhood Store(あなたの地元のお店)」というSEHのテーマに基づき、オアフ島に加え、カウアイ島、マウイ島、ハワイ島からも対象団体を選定。寄付金の総額は、約8万5,500ドルとなりました。

糖尿病撲滅に向けたチャリティーウォーク活動に参加

 2023年4月、恒例のチャリティーウォークイベント「Step Out Walk」がカピオラニ公園で開催され、SEHの従業員をはじめ、他企業の従業員や地域住民が参加しました。このイベントは、糖尿病の予防・治療促進と患者の生活の質の向上を掲げ全米で啓発活動を展開している非営利団体「米国糖尿病学会」(American Diabetes Association:ADA)を支援することを目的に実施されています。イベントに寄せられた資金は、糖尿病の研究や教育、支援活動に役立てられています。SEHはADAのミッションに賛同し、以前からこのチャリティーにも参加しており、糖尿病撲滅に向けた連帯の歩みを開始してから33年目を迎えます。

 Step Out Walkは、ウォーキングイベントのほかにも、ゲームや飲食など多くの企画が用意されています。当日は、主催者の呼びかけもあり、ストア・サポート・センター(SSC)と店舗の従業員の多くが家族とともに参加しました。SEHの従業員にとって、糖尿病と闘う人々との連帯をアクションで示すとともに、職場の仲間との絆を深める貴重な機会になりました。

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ゴルフトーナメントでホオラナープアを支援

 SEHは、2024年8月、美しい景色を望むハワイ・カウアイ島のミッドパシフィックカントリークラブで毎年恒例のゴルフトーナメントを開催しました。従業員、取引先、地域の支援者が集まり、ゴルフを楽しみながら社会貢献活動に参加しました。

 このイベントで42,000ドルの寄付金が集まりました。この寄付金は、児童の性的人身売買の防止と被害を受けた若者の支援に取り組んでいるホオラナープアに寄付されます。SEHは、ハワイの子どもたちのより良い未来のためにこうした地元NPOを支援する活動を継続しています。

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小切手を持つSEHのコミュニティマネージャーとホオラナープアの代表
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「SEH 2024ゴルフクラシック」に参加したSEHの取引先

クリスマスシーズンを祝う家庭を支援

 SEHは非営利団体ケイキオカアイナのパートナーとして、2024年12月に同組織が展開する寄付活動「ラウリマ・ギビング・プログラム」を支援しました。このプログラムは、コミュニティにとってなくてはならないライフラインであり、これまでに州全体で23万人を超える生活困窮者を支援してきました。寄付活動は地域住民や地元企業の善意で成り立っており、ケイキオカアイナは、子どもたちの教育機会の充実や家族の絆の強化、豊かなコミュニティづくり、ハワイ文化の未来への継承を最大のミッションに掲げています。その実現に向け同組織は、地域住民がそれぞれのコミュニティのなかでリーダーシップを発揮できるよう働きかけています。

 例年ホリデーシーズンになると、同組織は「アダプト・ア・ファミリー」というチャリティーキャンペーンを展開しています。これは厚意あるコミュニティメンバーが匿名で特定の家族のサポーターとなり、必要な物資を提供するキャンペーンです。SEHはこのキャンペーンを支援するため4万ドルを拠出。さらに、1世帯のサポーターとなり、小売価格にして総額1,000ドル相当の生活必需品を寄付しました。ストア・サポート・センターのメンバーもこのキャンペーンに参加し、オアフ島の3世帯を支援しました。

 また、ケイキオカアイナのミッションを支援する一環として、SEHは、12月、ウィンワード・ショッピング・センターで開催された毎年恒例のチャリティーイベント「ジンジャーブレッド・オハナ・フェスト」のスポンサーとなりました。2024年で7回目を迎えるこの無料のイベントは、募金活動とともに、コミュニティの人々が贈り物の季節の到来を祝う集いの場となっています。

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2024年12月の「ジンジャーブレッド・オハナ・フェスト」に参加した
SEHのコミュニティマネージャーとケイキオカアイナの代表
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2024年12月、ケイキオカアイナに40,000ドルを拠出

ダイバーシティ&インクルージョンの実践

 ハワイは、言語、文化、教育、年齢などが、非常に多様な地域です。何世代にも渡って、お互いの違いを受け入れ、感謝し合い、歴史を共有し続けてきました。その結果、食文化や、言語、そして祝祭など独特なハワイ州の文化が生まれました。ダイバーシティ&インクルージョンはSEHの文化に根付いており、公共の場所や職場でのすべての環境の中に息づいています。

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環境負荷の低減

SDGs12 つくる責任 つかう責任
SDGs13 気候変動に具体的な対策を
SDGs14 海の豊かさを守ろう
SDGs15 陸の豊かさも守ろう

プラスチック使用量・電力使用量の削減

 SEHは過去数年間、プラスチック使用量の削減を優先課題として取り組んできました。今後もプラスチック包装の使用量削減を継続していきます。

 また、次の重点分野として電力使用量の削減を進めています。2024年は、太陽光発電パネル(PV)や電流変換器(CTセンサー)など、さまざまな技術的選択肢を評価しました。2025年は、PVパネルとCTセンサーのパイロット導入を予定しています。

【その他の取り組み事例】

  • スプーン、フォークなどの食器をあらかじめ弁当に付けず、必要な方にレジで提供
  • 使い捨てプラスチック製レジ袋を廃止
  • シュリンクラップを導入して生鮮品の包装を最小化
  • マイカップの持参を促す「Bring your own cup」プログラムを実施
  • 温かい飲料のプラスチック製の蓋をポリ乳酸(PLA)ベースの蓋に変更
  • 温かい飲料のプラスチック製マドラーを木製に変更
  • サンドイッチとマナプアのプラスチック容器を紙容器に変更
  • ※  熱で収縮する包装用プラスチックフィルムを使用した密閉包装
    SEVEN-ELEVEN HAWAII, INC.の店舗数と店舗運営に伴う環境関連データ
    2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年目標
    店舗数 65 65 65 67 67 67
    電気使用量(MWh) 18,099 18,156 17,950 18,194 18,311 18,859
    水使用量(千m3 51 55 55 57 64 65


    2024年度の主な受賞や評価

    2024年度 評価や賞の名称 主催者や授与団体 受賞理由

    「ベスト・オブ・ホノルル」 コンビニエンスストア部門1位、

    むすび部門1位

    ホノルルマガジン 読者投票

    「ベスト・オブ・ハワイ」 コンビニエンスストア部門1位、

    むすび部門1位

    KITV KITV4およびKIKUの視聴者投票
    「ハワイアンズ・ベスト」 弁当部門1位、スパムむすび部門1位 Star Advertiser 読者投票
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    北米での取り組み