ホーム サステナビリティ 明日にいいこと。つなげる、つづける。 「7つの重点課題」活動レポート 地域の食材で、地域を元気に!セブン‐イレブン・ジャパンが取り組む、静岡県磐田市との連携

「7つの重点課題」活動レポート

2023.1.20

  • 課題3
  • 課題6
  • 持続可能な調達

地域の食材で、地域を元気に!セブン‐イレブン・ジャパンが取り組む、静岡県磐田市との連携

セブン‐イレブン・ジャパン(以下、セブン‐イレブン)は、静岡県磐田市と結んだ包括連携協定の一環として、2022年12月上旬より磐田市産ロメインレタスを使用した商品を静岡県内の一部の店舗で販売開始。さらに、2022年12月9日には、生産者の方々の協力のもと市内の幼稚園に通う子どもたちを招いてロメインレタスの収穫体験を開催しました。地域との連携に取り組むセブン-イレブンの担当者の思いや、子どもたちの笑顔があふれた収穫体験について取材しました。

Chapter 1

ロメインレタスが育ち、商品になるまで

セブン‐イレブンが静岡県磐田市と包括連携協定を結んだのは、2018年のこと。
それ以来、地域の優れた食材を活用したさまざまな商品の開発・販売を行ってきました。現在、この取り組みを推進しているセブン‐イレブン・ジャパン 商品本部 地区MD統括部 東海地区 チーフマーチャンダイザーの平林慶さんは、自治体との連携を始めた背景を次のように語ります。
「地元の食材を活用することで、地域の皆様に愛される商品をお届けできます。また、自治体にとっても、地元の食材の消費が増えることは地域創生につながるメリットがあります。磐田市との連携によって好循環が生まれ、地域全体を活性化できると考えています。」
地域に根差した商品をつくることで、地域によりよい未来をもたらす。そんな取り組みを進める上で欠かせないのが、地域の優れた食材を生産するつくり手の存在です。

2022年12月5日の週から、静岡県西部のセブン‐イレブン226店舗で販売を開始した「磐田市産ロメインレタスとチーズのポトフ」。この商品に使われているロメインレタスは、JGAP認証を取得している地元の生産者が栽培しています。JGAPとは、日本で農業を営む農家や団体が、農薬・肥料の管理など持続可能な農業につながる多くの基準を満たすことで受けられる認証制度のこと。この基準に則って安全・安心なロメインレタスを育てるために、さまざまな努力と工夫が重ねられています。たとえば、農薬などの使用を最低限に抑えるため、畑に生えた雑草や野菜についた虫は人の手で取り除いています。さらに、栽培に用いる肥料にもひと工夫。2022年からは、セブン‐イレブンの惣菜などを製造する際に発生する‘’食品の余り‘’から加工された堆肥を採用し、ロメインレタスを栽培しています。

※2022月12月5日時点での販売店舗数

環境への負荷や安全性、資源循環などに配慮して大切に育てられた新鮮でおいしいロメインレタス。その魅力を最大限に引き出すため、商品開発にもこだわり抜きました。「チキンや野菜のブイヨンを使って専門店品質の奥深い味わいに仕上げながら、レタスを食べた時に素材本来の甘みも感じることのできるバランスの取れたスープに仕上げました。また、レンジで加熱した後でも、レタスのシャキシャキの食感が楽しめるようにしています。」と平林さん。大人から子どもまで、幅広い方にご満足いただける商品に仕上がっています。

Chapter 2

収穫の楽しさを、地域の子どもたちへ

2022年12月9日、セブン‐イレブンは磐田市や生産者の方々と連携して、子どもたちへの食育の一環としてロメインレタスの収穫体験を開催しました。2022年9月には台風15号が静岡県に上陸し、畑が浸水する被害に見舞われましたが、ロメインレタスは負けることなく元気に成長。イベント当日は天候にも恵まれ、絶好の収穫日和となりました。

収穫体験に参加していただいたのは、磐田南幼稚園に通う約40人の園児の皆さん。生産者の方々から方法を学び、一生懸命ロメインレタスの収穫に取り組んでくれました。体験の後は園に戻り、同じ畑で収穫されたロメインレタスを使用したポトフの試食会を実施。試食した園児の皆さんからは、「レタスがシャキシャキしていておいしかった」「苦手な野菜をおいしく食べられた」など、うれしい声がたくさん寄せられました。

「このイベントの目的は、園児の皆さんに地元の食材へ興味や関心を持ってもらうこと。だから、楽しいイベントにすることを一番に心がけました。」と、平林さん。
その言葉どおり、磐田市のイメージキャラクターである「しっぺい」を招いて記念撮影を行ったり、ロメインレタスがセブン‐イレブンの商品になるまでを紙芝居で紹介したりと、楽しんでもらうための工夫を随所に施しました。
ご参加いただいた磐田南幼稚園の園長先生からは、「ここ3年間、コロナの影響で園児たちに楽しいイベントを体験させられなかったので、今回の催しに参加できたことをとてもうれしく思う。」という声もいただきました。

Chapter 3

地域とつながり、よりよい未来へ

セブン‐イレブンは、他にもさまざまな地域で、その土地の優れた食材を使った商品開発を進めています。しかし、ただ商品をつくってお店に並べるだけでは、お客様にその存在に気づいていただくことは難しい。だからこそ、「ロメインレタスの収穫体験のような地域を巻き込んだイベントを持続的に開催し、知っていただく機会を作ることがとても重要」と平林さんは語ります。さらに、「地域に根差した商品は一度つくったら終わりではなく、継続することが大切」とも考えているそうです。
「地域の食材を使った商品を長く販売していれば、つくり手の皆様も安心してその食材を生産し続けることができる。また、商品の種類や販売数を増やすとコストメリットも生まれ、お客様に商品をよりお求めやすくご提供することができます。」

2022年12月上旬から一部の店舗でスタートした「磐田市産ロメインレタスとチーズのポトフ」の販売を今後はさらに拡大し、2023年1月下旬から「静岡県産ロメインレタスとチーズのポトフ」として、県内のセブン‐イレブン約750店舗の店頭に並ぶ予定です。
地域に根差した商品をつくり、地域の人々とつながり続ける。その先にある持続可能な地域社会の実現を目指して、セブン‐イレブンの取り組みはこれからも続きます。

セブン‐イレブン・ジャパン
商品本部
地区MD統括部 東海地区
チーフマーチャンダイザー

平林 慶

新着コンテンツ

課題3の記事を絞り込む

いつもの暮らしの行動ひとつが、地球の未来に繋がっています。
できることからひとつずつ変えていく『GREENCHALLENGE2050』。