全国盲導犬施設連合会が盲導犬ユーザーを対象に、不特定多数の人が利用する施設で2019年の1年間の間に盲導犬同伴での利用を拒否された経験があるかなどの調査を行ったところ、回答者643人中の約半数にあたる336人が受入れ拒否を経験されています。2016年に施行された障害者差別解消法では、盲導犬などの補助犬の同伴が法的権利として認められているものの、拒否の理由としては、「犬はダメ」「犬アレルギーや犬嫌いの利用客に迷惑がかかる」「受け入れの前例がない」など、理解不足によるものがほとんどでした。
　このような課題を受け、西武渋谷店では5月14日（土）に従業員に向けた盲導犬受入れセミナーを開催しました。公益財団法人アイメイト協会より講師を招き、視覚に障がいのある方への誘導や商品説明のロールプレイングを経験することで、2003年から続けているそごう・西武の盲導犬育成支援について学ぶ良い機会となりました。