ホーム サステナビリティ 明日にいいこと。つなげる、つづける。 「7つの重点課題」活動レポート 【デニーズ】レストラン業態初!コーヒー豆かすに特化した食品リサイクルループの認定を受けました

「7つの重点課題」活動レポート

2022.12.2

  • 課題3
  • 食品ロス・食品リサイクル対策

【デニーズ】レストラン業態初!コーヒー豆かすに特化した食品リサイクルループの認定を受けました

株式会社セブン&アイ・フードシステムズ(本社:東京都千代田区)は、運営するデニーズで実施しているコーヒー豆かすの食品循環スキームが、2022年10月24日付で、「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)」の規定に基づき、再生利用事業計画(食品リサイクルループ)として、厚生労働大臣、農林水産大臣、環境大臣より認定を受けました。コーヒー豆かすに特化した食品リサイクルループの認定はレストラン業態としては初めてのこととなります。
 デニーズは、セブン&アイグループの「GREEN CHALLENGE 2050」に基づいて、2050年までに食品ロスを75%削減する目標(2013年度比)を掲げています。店舗から排出される食品廃棄物については、調理工程の見直しや自動発注の導入など、さまざまな施策により直近5年間で20%以上(重量ベース)削減しています。
 しかし、コーヒー豆かすは、コーヒーの食数に比例して増え、削減できないという特性があります。そのためデニーズでは6年前からコーヒー豆かすの再資源化モデルについて研究を始め、2021年9月より神奈川県内の店舗で排出されたコーヒー豆かすを回収し、それを飼料化して活用する取り組みを始めました。この飼料は静岡県の牧場「リオグランデ宮島」で牛に給餌され、生産された生乳からできたホワイトソースをデニーズのメニューに活用しています。こうして構築された食品循環スキームが、この度正式に国の「食品再生利用事業計画=食品リサイクルループ」として認定されました。

リサイクルループイメージ

このホワイトソースは、当社が運営するコントラクト事業でもシチューのメニューに取り入れるなどデニーズ以外への活用も広げています。今回認定を受けたことで、今後のコーヒー豆かす回収店舗の拡大や、さらなるリサイクルループ構築などの可能性が広がりました。
従来、廃棄、焼却されていたコーヒー豆かすを再資源化する取り組みは、社会課題であるCO2排出量削減に直結します。
株式会社セブン&アイ・フードシステムズは、これからも本業を通じて社会課題解決を図り、循環型持続可能な社会の実現に向けて、環境への取り組みを継続実施していきます。

※コントラクト事業:全国で社員食堂、学生食堂、売店などを運営しています。

今回認定を受けたリサイクルループの過程で製造されたホワイトソースを使用したメニュー
「生ハムとルッコラのかぼちゃグラタン」(税込:1,020円)

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