グループ全体の土台を新たに作り出す、縁の下のプロフェッショナル
グループ全体のセキュリティに関する戦略/方針策定から事業会社の実行支援までを一貫して担っているグループセキュリティ統括室。どんな思いを持ったメンバーが、どんな働き方をしているか、グループセキュリティ統括室シニアオフィサーの大石幹が語ります。
グループのシステムを支える、守りの要
– 大石さんのチームの業務内容について教えてください。
グループセキュリティ統括室は、グループ全体のセキュリティに関する戦略方針の策定、事業会社のセキュリティ施策の実行支援などを担っている組織で、システムの企画/構築時に行うセキュリティレビューなどプロアクティブなサポートを担っているチームと、リリース後の監視やインシデントレスポンスなどを担っているチームの2つに分かれています。
DXを推進していく上で、セキュリティの課題は非常に重要で避けて通ることはできません。どんなに便利なサービスを作っても、セキュリティ面に問題があれば全て台無しになってしまいますし、これまでグループが築き上げてきたお客様からの信頼も損ねてしまいます。
お客様が安心して当社のサービスをご利用いただけるよう、「必要な人にのみ権限付与を行っているか」、「重要情報は暗号化を行っているか」などベースとなる基本的な対策と、最新の専門性の高い技術を活かした対策を組み合わせ、システムの企画からリリース後の運用まで一貫したサポートを行なっています。
「いいものはいい」、意思決定の早さが光る現場
– 業務を行う中で、どのようなやりがいを感じられていますか。またどんな学びや経験値が得られるでしょうか。
セブン＆アイグループにはコンビニエンスストアをはじめとしたさまざまな業態の事業会社が存在しており、それぞれが異なる条件のもとでセキュリティ施策を検討しています。ひとつの企業に属しながら、これだけ多様な業態の施策に携われる職場は、そう多くはないでしょう。
グループとして必要な基準やルールを決めて足並みを揃えつつ、各社ごとの個別の提案を練り、事業会社の方々と意思決定をしていくことは大変ではありますが、同時にかけがえのない経験を積むことができます。
また、セブン＆アイグループは、組織全体のセキュリティを抜本から見直し、再構築を行っています。刻一刻と環境が変化し続ける中、グループにとっての理想のセキュリティとは何かを考え、形にしていくことが、多くの人々が利用するサービスの安全・安心につながっている……責任が大きい分、やりがいもとても大きいです。
個々のパフォーマンス最適化を第一に
– 職場の様子、カルチャーについてお聞かせください。どんなタイプの人たちが、どういった雰囲気の中で働いているのでしょうか。
私たちの部署はメンバーの多くが中途採用の方です。チームとしてのいい距離感を保ちながら、一人ひとりが各自の専門性を発揮してバリバリと仕事を進めています。また、部として「個々が高いパフォーマンスを出せる環境で、よりよい仕事をする」という考えを大事にしており、私自身、自律性を大事にするこの部署の雰囲気が肌に合っており、とても働きやすい環境だと感じています。
カルチャーとしては、「自分達がやるべきことは何なのかを一人一人が考え、必要だと思う施策を関係者と合意して実行していく」という考えが部全体に浸透していると思います。自分達で判断できる部分はメンバーにも権限を委譲しており、一人一人が自身で判断して実行していけるような組織運営を行っています。
イチから作り上げるという確かな実績を積むチャンス
– 今後どんな人に仲間になってほしいと思われていますか。
セキュリティに関する専門性も必要ではありますが、人と話すことに前向きな方が良いです。何かを変えていくためには、多くの準備や、時には泥臭い交渉も必要になってきます。そういったことを厭わず、事業会社の方々と課題解決にむけて積極的にコミュニケーションしていける方は、きっとこのチームでも活躍することができるはずです。
更なるキャリアアップを求め、貪欲に成長していきたいと思っているみなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。
※所属表記・記事の内容は、取材当時の内容に基づきます
2005年、大手システムインテグレーターに新卒入社。グループの大手金融機関向けのシステム開発業務を担当し、システムグランドデザイン策定、大規模システム開発案件のプロジェクトマネジメント、セキュリティ対策の評価と対策立案、ITリテラシー強化のための教育コンテンツ作成等の業務に従事。 また自社の全社横断施策の企画、推進を担当し、海外開発拠点の立ち上げ・拡大や全社開発標準、品質管理標準の整備に従事。 2020年、セブン＆アイ・ホールディングスに入社。グループセキュリティ統括室にて、グループ全体のセキュリティ規定の整備やセキュリティ対策の実行支援を担当。