新・総合生活産業  変化し続ける社会の中で、進化し続ける「新・総合生活産業」を目指しています。

セブン&アイの挑戦

グループ全社の力を結集して効果的な取り組みを推進

2008年2月

セブン&アイHLDGS.は、流通業ではいち早く 1991 年に環境開発プロジェクトを発足させ、 環境保護活動の推進、 環境負荷の定量的な把握など、 毎日の事業活動に根ざした 環境負荷削減の取り組みを進めてきました。 今、あらゆる産業や日常生活で、 温暖化ガスの削減を目的とした 環境施策が強く求められる中、 セブン&アイHLDGS.もグループをあげて、 よりいっそう環境負荷の削減に努めています。

セブン&アイHLDGS.の取組み

店舗の省エネルギー化による
CO2排出量削減の取り組み

セブン&アイHLDGS.では、商品の製造、配送、店舗など、事業活動のあらゆる工程で省エネルギー化を進め、CO2排出量の削減をトータルに進めています。その中でもとくに重視するのは「1店舗当たりのCO2排出量」の削減です。流通業にとって店舗はお客様との接点、つまり営業拠点であり、事業成長を図るうえで店舗数や売場面積の増加は避けられません。CO2排出量の削減と事業の成長を両立させるには、1店舗ごとに効果を発揮する施策が不可欠です。
 このため、各事業会社は、いずれも店舗設備の改善等を中心に、省エネルギー化を促進することで、CO2の排出につながる電気使用量の削減に積極的に取り組んでいます。

セブン-イレブン

1店舗当たりの年間の電力量を削減、
CO2排出量の削減に取り組んでいます。

セブン‐イレブンの店舗では、売場を3ゾーンに分け、各ゾーンで照度を季節・天候・時間帯に合わせて調節する「連続調光装置」を導入して、ムダのない照明に配慮しています。また、2007年3月からは新店、改装店で高出力型照明と照明を効率よく反射する床材「セラミックタイル」の導入を推進し、従来1店舗の売場で85本使用していた蛍光灯を63本に削減しました。これにより、1店舗当たりで年間約2750kwhの電力量を削減でき、CO2排出量に換算すると約1t-CO2分の削減となります。

セブン - イレブン店舗の省エネ化への取り組み

セブン - イレブン店舗の省エネ化への取り組み

2007年からは、「おでん」の 販売に使用しているウォーマーを熱伝導式からIH式に変更を進めています。これは従来以上にきめ細かな温度調節を行うことで、おでんの品質を保ちながら省エネ化を図るもの。このIH化によって、1店舗当たりの年間の電気使用量を約1650kwh(約0.6t-CO2)削減できる見込みです。
 さらに2007年には、冷凍・冷蔵ケースの扉用に結露を防ぐ特殊なガラスを開発し、導入を開始。これまで、中の商品がよく見えるよう、結露防止に使用していたヒーターが不要となり、冷凍・冷蔵機の電力消費量をおよそ10%削減できる見込みです。他にも、陳列ケース別に最適な温度制御を行うインバータ制御盤や、店内を適正温度に保つ省エネリモコン機能付きの空調設備の導入など、きめ細かな店舗の省エネ化を進めています。

イトーヨーカドー

効率的なエネルギー利用を進め、トータルに
店舗のCO2排出量削減を図っています。
連続調光システムによって売 場の明るさを適切なレベルに維持しています。

連続調光システムによって売 場の明るさを適切なレベルに維持しています。

夜間電力を利用して製氷した氷を冷房に使用する氷蓄熱システム。

夜間電力を利用して製氷した氷を冷房に使用する氷蓄熱システム。

総合スーパー事業では、近年大型のショッピングモールの開発が急速に進み、店舗の大型化が進行するとともに、営業時間の延長傾向も続いています。このような中にあってイトーヨーカドーは、店舗数や売場面積、営業時間の増加が、環境負荷の増大を促進しないよう、店舗の新設・改装時には最新の省エネ技術を投入した設備の導入を図っています。
 大型ショッピングセンターの「アリオ」各店舗では、化石燃料比率の低い深夜電力を利用して製氷し、解氷した冷たい水を営業時間中の冷房に使用する「氷蓄熱システム」を導入。密閉性の高い施設の中は室温が上がりやすく冷めにくい特徴があり、お客様にとって心地良い室温を保つために、ほぼ年間を通して冷房も併用しています。このシステムにより、従来型の冷房設備に比べ年間5%のCO2排出量削減を図っています。
 その他にも、深夜電力を蓄えて日中の電力に使うNAS電池や、エネルギー効率に優れるコジェネレーションシステム(*)を導入するとともに、ソーラー電池を利用した照明、井戸水を利用した空調など自然エネルギーの積極的な活用にも取り組んでいます。

ミレニアムリテイリング

空気の浄化やヒートアイランド化防止のために、
店舗の緑化活動を進めています。
西武百貨店では壁面緑化により、建物の断熱性を高め、景観の向上にもつなげています。

西武百貨店では壁面緑化により、建物の断熱性を高め、景観の向上にもつなげています。

そごう心斎橋本店では、屋上庭園「そごうパーク」を設置。オリーブやツル植物などの緑に囲まれた憩いの空間は、大阪府の「花とみどりの街づくりモデル事業」の対象施設に選ばれています。また、西武百貨店池袋本店では「垂直の森」と呼ばれる店舗壁面緑化に取り組んでいます。



ヨークベニマル

ハード面とマネジメントの両面から
総合的な取り組みを進めています。

ヨークベニマルでも、店舗での電力使用量削減に向け、省エネ性能に優れた設備機器への切り替え、冷蔵・冷凍ケースの保冷を助けるナイトカバーの活用など、ハード面とマネジメントの両面から総合的な取り組みを進めています。設備の改善では、一部店舗で温暖化係数の小さいガスや電気を利用した空調方式の導入を実施するなど、着実に店舗のCO2排出量削減を推進。2006年度実績では、1店舗当たりのCO2排出量を前年度に比べ0.8%削減しています。

セブン&アイ・フードシステムズ

省エネルギー機器の導入によって
CO2削減に取り組んでいます。
エネルギー使用量やCO2 排出量を削減す る電気式の厨房設備。

エネルギー使用量やCO2排出量を削減する電気式の厨房設備。

レストランでは厨房施設や空調で多くのエネルギーを使用するため、デニーズでは省エネルギー機器の導入によってCO2削減に取り組んでいます。厨房施設をガスから電気機器に変え、エネルギー使用量、CO2排出量の削減を図るとともに、ガス燃焼による厨房の換気回数や空調負荷も低減しています。また、一部店舗では、フロンガスを使用せず、エネルギー使用によって発生するCO2を再利用する電気式給湯器やコジェネレーションシステムを導入。その結果、1店舗当たりのCO2排出量は、毎年確実に減少しています。
 ファミールでは、受電力を調整して消費電力を削減する「エコエース」を60店舗に導入し、店舗全体での消費電力を前年度より9.3%削減しました。また、ポッポでは、ほぼ全店で厨房機器を電気機器とし、曜日ごと、機器ごとの稼動時間帯を設定。省エネに努めています。