
| 2007年8月 |
新・総合生活産業としての「挑戦の具現化」を標榜してスタートした2007年。1月に、グループのフードサービス事業の統合・再編に向けて設立したセブン&アイ・フードシステムズは、9月1日、デニーズジャパン、ファミール、ヨーク物産の3社を統合。レストラン、給食、ファストフードの3部門で事業再編を進め、「デニーズ」「ファミール」「ポッポ」の各ブランド価値向上を図っていきます。各事業においては、既存店の活性化はもとより、新業態の開発、グループの枠を超えた積極的な事業展開を進めます。それとともに、シナジー効果を活かして多様な出店形態にも柔軟に対応し、事業領域の拡大強化に努めます。
流通系で初めてとなる独自の電子マネー「nanaco」は、サービススタート後80日目の7月11日に、早くも発行枚数が400万件を突破し、月間の利用件数も6月には3,000万件を超えました。また、5月に発売を開始した新たなオリジナルブランド商品「セブンプレミアム」も、お客様から「おいしい」「安心」というお声をたくさんいただくなど、セブン&アイHLDGS.の「挑戦」は、大きな成果を生みだしています。
これらの取り組みとともに、変化し続けるお客様のニーズに的確にお応えしていくための、グループの機能強化やシナジーの強化に向けた投資も積極的に進めています。3月には、生活雑貨専門店として人気の高いLOFTを展開する(株)ロフトの子会社化。6月には中小小売店向けに釣銭・両替サービス等の展開を図る(株)セブン・キャッシュワークスの設立。そして、7月にはマタニティ、ベビー・チャイルド用品の専門店を展開する(株)赤ちゃん本舗の子会社化などを実施しました。
(株)ロフトは、首都圏を中心に生活雑貨専門店「LOFT」を36店舗展開しています。セブン&アイHLDGS.の百貨店部門の中核会社であるミレニアムリテイリングは、従来も同社株式の35%超を保有する筆頭株主となっていましたが、この3月、新たな株式取得により保有割合を70%超として同社を子会社化しました。
これにより、セブン&アイHLDGS.は、成長戦略の共有化を図りながら、ロフトのブランド価値を高める新たな成長シナリオを推進し、グループ各社とのシナジー効果も高めていく方針です。 その第一のポイントとなるのが、ロフトのもつ生活雑貨分野での優れたマーチャンダイジング力と店舗づくりの技術です。イトーヨーカドーをはじめグループ各社、各業態でのマーチャンダイジング力向上に、その優れた技術を生かし、グループ全体としてよりいっそう魅力のある商品・サービス提供を実現し、セブン&アイHLDGS.のブランド価値の向上を図っていきます。
また、昨今の店舗展開において大きなニーズのあるモール型ショッピングセンターの開発においても、GMS業態の核テナントとしてイトーヨーカドーが、専門店の核テナントとして「LOFT」を、というようにショッピングセンター全体で、よりいっそう地域ニーズへの対応力を強化することができます。 さらに、ロフトの新たな成長戦略の一環として、グループの事業インフラやさまざまな経営資源を活用することで、例えば総合スーパーとのコラボレーションなども視野に入れた小規模店舗・売場の開発などにも取り組んでいく方針です。
これらの取り組みを通じて、ロフトとセブン&アイHLDGS.各社の既存店舗の双方の魅力をよりいっそう高め、グループ企業価値の最大化に生かしてまいります。