

丸魚の陳列の迫力に、お客様の足も思わず止まります。
イトーヨーカドーでは、商圏の特性に合わせてGMS・モール型SC(ショッピングセンター)・近隣型SCといった店舗形態を柔軟に採用し、お客様のニーズに的確に応える出店戦略を推進しています。今年の3月に「流山おおたかの森SC」にオープンした『食品館おおたかの森店』では、本格的に食品に特化した店舗に挑戦。衣料・住居分野の専門店を多数擁するモールとの棲み分けを図り、日々の食卓をサポートする店として、支持されています。同SC内には高島屋が出店する食品専門店もあり、デパ地下の魅力とイトーヨーカドーの日常性を重視した品揃えの共存は、SC全体の魅力を高めています。
食品館は既存店に比べてコンパクトなので、より歩きやすい、見つけやすい、買いやすい売場づくりを強化しています。また、商品面では、高級品や稀少品ではなく、日常の商品をとびきりの鮮度やつくりたてのおいしさとともに提供し、差別化していきます。
短時間で買物できる利便性と同時に、お客様にとってはイベントとして買物を楽しんでいただける要素も重要です。おおたかの森店では、対面販売による売場を強化し、その期待に応えています。
「初登場の和惣菜専門店や自営のピザショップなど、目の前で製造し、対話しながら量り売りをする売場では、お客様は足を止めて積極的に話を聞いてくださいます。また、近郊の港から直送した丸魚や地元生産者の朝採り野菜、テナント初出店の地元の人気ベーカリーなど、地元の味や鮮度、安全・安心の品揃えには、『わざわざ足を運んだかいがあった』と喜んでいただいています。毎日利用してくださるお客様も増えています」と、おおたかの森店店長。
イトーヨーカドーは今後も、マーケットの変化やニーズ、立地に合わせた形態の店舗で、お客様の期待に応えていきます。

気軽さと落ち着ける雰囲気を演出した店構え(馬喰町店)
一番人気は揚げたてが乗ったかき揚げそば。サイドメニューのいなりも、店内で炊き上げた油揚げがおいしいと評判です。
デニーズでは、「そば・うどん」に特化した新業態に挑戦し、昨年10月、東京・日本橋馬喰町に『そばうどん處七福 弁天庵』をオープンしました。
「近年、デニーズではお客様の変化とともに、より『和』や『洋』にカテゴリーが絞り込まれたメニュー展開が差別化の決め手となっていました。こうした傾向を追求していく中で、日本人に愛されている伝統的な単品料理を、より手頃な価格で、もっと便利に楽しく提供することができないかと考えました」と、業務開発室の責任者は語ります。
そば・うどん市場は景気に左右されにくく、日本全国にスタンドそば(うどん)屋が乱立していますが、女性や高齢者にとっては馴染みにくく利用しにくい業態でした。「弁天庵」は、こうした市場に『高級・癒し・安心』といった新たな価値観を持ち込み、とくに女性を中心とした潜在的な需要の掘り起こしをねらっています。
立ち食いのような気軽さを打ち出すとともに、竹の駒寄せを配したり、白いのれんを掛けるなど、老舗のような風情ある雰囲気づくりを心がけ、掘りごたつ式の座敷席を設けて、くつろぎの場を提供します。
お客様はまずレジで注文し、食券代わりの小さな木札を受け取ります。かけそば370円からと手頃な価格設定ですが、本物の味にこだわり、茹でたて揚げたてのおいしさが自慢。オープンキッチンに面したカウンター席からは、目の前でかき揚げを揚げる姿を見ることができるなど、さまざまなこだわりや演出が食事の満足度を高めます。現在、ビジネスマンはもちろん、一人で利用される女性のお客様も順調に増えてきました。
5月にオープンする四谷三丁目店では、店長をはじめ女性を中心にした店づくりで、さらにきめ細やかで居心地の良い店づくりを目指します。今後は、立地や時間帯、利用客のニーズに対応し、多店舗展開を目指していきます。